内容説明
念願かなってついに一緒に住みはじめたギイと託生。ある日、ギイの部屋で1枚の未開封CDを見つけた託生は……!? ギイの幼馴染みで世界的バイオリニストでもある井上佐智の知られざる過去が明らかに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
51
なんと託生君の周りには天才に努力家の面々が!しかもお金持ち(^^;。タクミ君が師事する井上佐智なる教授、同学年ですよ!。ギイも飛び級に重なる飛び級。そりゃ・・タクミ君が自己肯定が低いのもわかります(^^;。今回は15才の時の井上佐智君に掛かった災いと、その2年前になんかの事件で関わった聖矢さんってオッサンに佐智が恋をして・・(笑)。いやいや私も爺さんと一緒になったんだもの蓼食う虫も好き好きよね(#^^#)。このシリーズ面白いので4巻とも購入しました。中学・高校・大学とずっと一緒に過ごした若者達の話。善き哉2023/01/17
真理そら
47
聖矢と佐智の物語。佐智は聖矢に何度も命を助けられているので聖矢一筋なのはものすごく納得できる。タクミくんはギイと佐智の間では「ステーションの君」と呼ばれていたのか…。2024/04/20
ひなた*ぼっこ
10
このシリーズはタクミくん大人編かと思いきや、今回は井上佐智15歳過去編。この頃からギイの思考回路はダイナミックすぎて年齢不詳感ある。託生の出番ほぼないけど、ざっくり言うとギイが恋人に対して幼馴染みののろけをする話。複雑(笑)書き下ろし短編はもしや次巻に続くプロローグかしら。2020/02/20
ちいくま
3
前巻の続き!?と期待して予約したのに違ってた… ごめんなさい、さっちゃん方面のお話ってほとんど覚えてないし。本編仮?最終巻読後に感情的即座にシリーズ全巻手放したから、読み返せないし。一生懸命思い出しながらの読書でした。2020/06/10
はづき
3
最後の最後の書下ろし短編で、高校時代の九鬼島の辺りの話を読みたくなった。ので、家でパラ読みしてしまった。雅彦さんもサマースクールに行ったらいるんだよね、きっと。10年後のお話ながら、まだ若い彼らには人生の選択肢がいくつもある。とはいえ、その気になれば、やる気になれば、ではあるけれど。だから同窓会のような気分になりながら、同時に新しい道、これからへのお話が読めて楽しい。全寮制男子校だった高校時代と違って、色んな年代の人(男女!)がちょこちょこ出てくるのも、当たり前なのに新鮮。佐智と聖矢さんの過去中心だけど。2019/07/31