内容説明
周囲の心を殺すほどの圧倒的な才能『虐殺スペック』。
低スペックな俺、九木野瀬伊吹は、【万能】の虐殺スペックを持つ絶対的美少女・赤三月朝火の攻略本制作に巻き込まれてしまった。
夏休み前の休日に出かけた俺は、本屋で出くわした朝火に誘われ、黒花とともにテニスの試合を見学することに。
試合を優位に進めていた朝火だが、あろうことかケガをしてしまう。真意を問いただすと、「人間関係」の攻略法のためにサンプルを取ったとか言い始め!? そして、『あいつ』も学校にやってきて――。
低スペックが虐殺スペックと挑む人生攻略本制作、第２巻！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
虐殺スペックを持つ絶対的美少女・赤三月朝火の攻略本制作に巻き込まれ、彼女や黒花に振り回される日々を送る九木野瀬伊吹。そこにもうひとりの虐殺スペックの持ち主が加わる第二弾。傍目から見たら楽しい日々を送っているようにも見えなくもない伊吹たちの前に現れた、朝火とはライバル関係になるもうひとりの虐殺スペックの持ち主・歌ノ森夕緋。夕緋もかなりぶっ飛んだキャラですが、伊吹とは何とも複雑な過去を抱える関係で、伊吹がどのように決着をつけるのか、依然として謎も多い朝火の事情も絡めた今後の展開が俄然楽しみになってきました。 2019/04/23
しぇん
18
個人的には凄く好きなシリーズ。三人目の虐殺スペックでてき、戦争の天才という事でしたが万能の天才との違いは正直良くわからず。商才の部分で勝ってる描写とかなかったせいですかね？主人公の心折れてた理由は明かされましたが赤三月さんの自殺未遂の理由等明かされていないし、三角関係始まりそうで始まってない状態なのも気になるので続き出ると信じたい所です。……出ますよね？2019/04/23
真白優樹
9
夏休み前、朝火に誘われテニスの試合を見学する中、新たな虐殺スペックの持ち主が現れる今巻。―――外見は完璧、だけど内面の心は誰も知らず。 虐殺スペックの持ち主達、その内面に光を当てつつ新たな虐殺スペックの持ち主を出す事で伊吹の持つ事情にも光を当てる今巻。 三人と一人は舞台に集い、ここに新たな章が開く用意が整う。そんな舞台が本格的に整い、物語が本格的に始まりの様相を見せる、面白さが加速を始める巻である。始まり往く関係、向き合う二人。果たして、この先はどんな物語となっていくのか。 次巻も勿論楽しみである。2019/04/26
リク@ぼっち党員
9
とりあえず、次巻は出るんだよね？ 残虐スペック、他人の心をへし折るほどの才能を持っていてもそれだけで完璧超人というわけではない。前回とは少し趣向を変え、残虐スペックたちの内面に迫る。赤三月の考えが表に出てきたことで、九木野瀬となぜ関わったのか、攻略本づくりを始めたのかの一端に触れられたのがよかった。読者側も全てを計算して動く赤三月は違うと何となく思っていたけど、飛び降りを止めるなんて衝撃的な交流の始まりなら、そうなるわな。ようやく互いを知った二人が今後どんな交流を続けるのか、期待。2019/04/24
ツバサ
8
2巻は九木野瀬がターゲットにして、人生攻略本作りは一休み。九木野瀬の過去が明らかに、そして赤三月についても掘り下げられていて、続きが楽しみなシリーズです。続く、よね。2019/04/26
