内容説明
「あれえ旦那、また泣いておいでなンですかい」外回りの同心と違い、地味な物書き同心である小田桐左近は、涙もろくて女子が苦手で、ぼやいてばかりの二十六歳。家来の八助やお常婆さんからも、いつも呆れられている。ある日、橋の下に隠れていた男の子を家へ連れ帰ったのだが、話を聞くと悪党の手を逃れてきたという。しかも母親はまだ悪党に掴まっているらしい。放ってはおけない左近は……。江戸のヘタレ男子が、八丁堀をゆく!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DERIA
2
あらすじは紋切り型で読めるのだけどいかにキャラを作るかが勝負だと思う。時代物もライトノベルの様になってきているなぁ。何も考えずほっこりするにはちょうどいい。シリーズ1巻なのでまだ本番ではないのかもしれない。2017/03/21
さつきばれ
0
何度も途中で読むのをやめようかと思ったけど、何とか読み終えた。 子供が出てきてなかったら、やめてたなぁ…。 うまくいきすぎ感満載の場面には笑えた。 左近の特徴が、そうきたかって感じ。 最後の方になって、ようやく良くなってきた。2016/04/13