内容説明
幾度となく世界を災厄から救い、そして最後には最愛の人ベアトリーチェを死の運命から救うために、自らの命を絶った最強の【イベリコオーク】、ぶーぶー。
彼が護り抜いた異世界グランズニールはいつもどおりの様相で、冒険者たちは【迷宮】を目指し、騒々しく賑やかな時間が流れていた。
そして、ぶーぶーが繋いでくれた命を胸に、冒険を続けるベアトリーチェたち。
「死んで、終わって、そこでぶつ切りじゃない。ぶーぶーは、それでも生きろと言ったんだから」
そんな中、アビスは静かに語りかける。この結末が最良だと思われましたか、と。
感動驚愕のシリーズ完結巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
19
一匹のイベリコオークの犠牲はありましたが、世界は救われめでたしめでたし。ハッピーエンドです。……そんな訳があるか。ぶーぶー蘇生に必要な素材収集と、地球の魔女狩りで大量殺戮を行い、異世界に逃れ凍結状態だった勇者の復活に直面したベアトリーチェ達の最終戦を描いた最終巻。最後の最後まで鎌池節がご健在で、本格的なバトルに突入するまでの仲間達の言葉の応酬がたまらなく好きなんです。ぶーぶーとベアトリーチェの物語と出会った時は物語の終着点は想像尽きませんでしたが、あのラストを読み終わった後の不思議な読了感は最高でした。2019/07/17
HANA
9
復活からの完結。1巻かかるかと思った内容が初っ端で片付き、そこからの怒涛な展開。結構濃いシリーズだったと思うけれど、最後良いなぁって思えた。2019/07/16
みどり
7
完結した!この人デビュー作でどうしようもなくなっちゃってるから、完結しないのかと思ったけど、きれいにまとめた感ある。 6巻で終わり?とか危ぶんだけど、ちゃんとぶーぶーもベアトリーチェも”そこそこ”幸せになった、という。 その”そこそこ”が良いのかもしれない。 2019/04/14
痴炉莉庵やもり
1
シリーズ最終巻だが 読むことに挫折し、処分する2021/12/03
ナツ
1
綺麗にまとまった完結巻。ABYSSの問いに「ノー」と答えたからこそ…の結末だとかまちーは言ってますね。最後良かった。幸せな終わり方だった。2019/04/11