内容説明
道化師のアルヴァンジェナ、売り子のジュデル、軍人のファーロン。不思議な遊園地で出会った三人は、人間のいなくなった世界で、「眠り」を探して旅に出た。彼らが唯一の手掛かりとするのは、古い言い伝え。遙か西にある<眼>は虹の生まれる場所で、同時にそこで「眠り」を司っているというのだが…。ノベル大賞を受賞した表題作に、書き下ろしの連作中篇を加えた、抒情ファンタジー。※あとがきは収録されていません。 【目次】月虹のラーナ/輝上の楽園/貝の柩 海の底に/Epilogue
目次
月虹のラーナ
輝上の楽園
貝の柩 海の底に
Epilogue
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆこ
3
再読。突然人間のいなくなった世界を旅するロボットたち。人魚の話が好きだけど切ない、切ないよ…!アッシュは約束を守ってたのに、会えるはずだったのに。リオニー…!2012/10/07
めぐみこ
1
【再々読】主人公はロボットで、でも人魚や魔法もあって、まるで御伽話。今のコバルトの系統じゃないけれど、こういう世界観も好き。2020/05/13
はる
1
S黄尾からすると雰囲気が全然違う響野さんの作品です。2016/03/31
めぐみこ
1
【再読】たぶん十年ぶりくらいに読んだ。全体的にふんわりしていて幻想的で、失礼ながら今の響野さんの面影皆無。初恋にとまどうリオニーが微笑ましく、後の展開を思うと切ない。2014/03/19
t-snow
1
掴みどころが難しい不思議なファンタジーだなあと思って読んでいたら、最後の人魚のお話の切なさにやられました。短編間のかすかなリンクがにくい。2010/07/08
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