ハヤカワ文庫JA<br> 放課後地球防衛軍 2 ゴースト・コンタクト

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ハヤカワ文庫JA
放課後地球防衛軍 2 ゴースト・コンタクト

  • 著者名:笹本祐一【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 早川書房(2019/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150313661

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内容説明

流星嵐の夜、なぞの転校生・悠美と出会った天文部の祥兵、雅樹、マリア。彼らは岩江の町にまつわる宇宙規模の秘密を知ることになったが、さらなるトラブルに巻き込まれる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

198
面白かった。副題ぴったりの展開、謎の電波源との交信、子供なりに推測を重ねて試行錯誤を繰り返す。その過程がリアルだった。でも言語学的にはどうか。日本語の音素はかなり明瞭な感じがするが日本人の錯覚で、勉強しなければ地球人でも音素の切れ目を正しく聞き取れない。漢字の読み書きもでき、日常会話を普通にこなせるほど日本語を勉強したロシア人に「よねだ」と書き取らせようとしたら「いおんねどあ」と書き取った。小説で試みられたコミュニケーションの方法は、地球人同士でも易しくない。2020/08/18

おかむー

68
期待のシリーズ第二巻だがワクワク感が弱かった残念。『よくできました』。一巻で心をくすぐったジュブナイル感ある章タイトルがなくなったのがまず残念。登場人物のやりとりはいかにもな笹本調で「ヤバいかもしれんけどなんとかなるだろ」と宇宙人のオーバーテクノロジーにも実に軽いノリは好感触。とはいえ鞠子人形の仕掛けとコンタクトの経緯は楽しめるのだけれど、主人公であるはずの天文部メンバーの個性が弱い、設定上強烈な存在であるべき「謎の転校生」悠美も影の薄いこと薄いこと。キャラの勢いよりも仕掛けに比重がいっちゃったかな。2019/04/01

くたくた

40
なんと、この本にずいぶん時間をかけてしまった。目がすべるんだよ〜。予想を裏切らない展開なんで、ついうっかり2Pくらい読み飛ばして、気付いて戻る。の繰り返し。ペースに乗り損ねた。それにしても、著者笹本サンの宇宙愛が炸裂する一冊である。こんなこと考えながら、民間宇宙船飛ばそうとしてるんだなあ、とニヤニヤ。岩江高校の文化部の連中が自分の出身校の文化部連中(電気部とか、化学部とか、写真部とか、図書委員会とか・・・・)とまるっと重なってこれもニヤニヤ。お約束のような「大変だ〜!」で、次巻へ続く。2019/09/22

まるぼろ

34
さて今巻は鞠子さんがやって来た、と言った感じの巻。ある事から宇宙人関連の部品置き場にあった、動く市松人形の鞠子さんがある電磁波と関係している事が判明し…というお話です。今巻もとても面白かったです。地球防衛を抜きにしても、こういう一見オカルトめいた物を科学で解明しようとするお話は大好物なので、そういった意味でも鞠子さんとのコンタクト含めて楽しく読めました。まぁ地球防衛的には完全敗北…どころか勝負すらしてない話ですが、こういった話もワクワクして良いなと思えました。そして次巻、一体何があったのか楽しみです…w2019/08/17

ひさか

31
2019年3月ハヤカワ文庫JA刊。書下ろし。シリーズ2作目。知性を持った減衰しない電磁波がずーっと登場するお話。このアイデアで1冊書ききるというのが凄い。2020/11/10

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