ハヤカワ文庫JA<br> 放課後地球防衛軍 1 なぞの転校生

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ハヤカワ文庫JA
放課後地球防衛軍 1 なぞの転校生

  • 著者名:笹本祐一【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 早川書房(2016/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150312510

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内容説明

11月、獅子座流星群の夜。銀河に出逢う放課後のはじまり――太平洋岸の過疎の地方都市・岩江。市内唯一の高校の天文部員、祥兵、雅樹、マリアは、顧問の杏先生と共に夜空が墜ちるような流星嵐を観測した。翌日、彼らの前に現れた転校生の悠美。入部希望だという彼女は「岩江の大人達が隠す地球の秘密を知りたい」と微笑む。地下の大空洞を皮切りに、次々明らかになる鄙びた町の真実。はたして悠美の目的とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

192
話の展開がノロい気がする。しかも捻りの少ない展開なので一本調子に見える。宇宙人とのコンタクトをテーマにすると、どうしても宇宙人側のテクノロジに関心が行ってしまうのをこらえて、地球の現在の電波天文学やその他テクノロジの話に自然な流れで語ってゆく展開は上手だと思う。あとがきに記されていたが、書き進めながら次の展開を考えたという。この説明通りの展開で、もう少し推敲してくれたら…と思う。興味深く読めた点も多かったので残念な気もする。2020/08/17

Shinji

130
ホントに久しぶりの笹本祐一さん。SFジュブナイルにそれほどの思い入れはなかったのですが、有川さん絡みで「妖精作戦」シリーズを知ってなおかつハマった経緯がある私にはとことんまで追いかけたくなる1巻でした! 祥兵、杏、マリア... キャラは正に笹本節という感じで第一話「謎の転校生」第二話「狙われた学園」ってとこは懐かしさすら漂ってますね。 悠美なんて早くも立ち位置がふわふわしちゃってるし、みんな色々受け入れちゃうし、どうなっていくんだろうね!? どれ位の間隔で出版されるか分からないけど次巻が待ち遠しいです♪2016/12/14

おかむー

88
笹本祐一ひさびさの新シリーズはある種の原点回帰な方向なのか。章のタイトルが「謎の転校生」「狙われた学園」「星空の向こうの国」と'70~'80年代のジュブナイル小説であるあたりでなんともにやけてしまう。『よくできました』。さびれた田舎町の高校天文部メンバーが流星嵐を目撃した翌日に天候してきた少女。奇妙な彼女は隠されていた町の秘密を彼等に語り始める。■じつに笹本祐一らしい、高校生と宇宙人と秘密組織がさらりと日常化する展開。一冊で単品として見るにはあまりに序章すぎるので、あくまで今後の展開次第なシリーズですな。2016/12/29

まりお

70
平凡すぎる町に謎の美少年転校生が現れる。彼女と関わっていく内に、町に隠された秘密が明らかとなる。いわゆる王道、テンプレではあるが、隠された秘密を暴いていくとワクワクする。やっぱり学校だよね、秘密を隠しておくところは。2017/05/15

まりも

70
太平洋岸の過疎の地方都市・岩江。ど田舎で鄙びたその町は宇宙と関係する大きな秘密があった。そんな町を舞台にした青春SF物語。おぉ、これは良いですね。自分の中の少年の心を見事に擽られました。転校してきた女の子は実は宇宙人で、なんの変哲も無いただの田舎町だと思っていた自分の住む場所は地球防衛の拠点だった。今時珍しくもなんとも無い設定ですが、だからこそ惹かれるというか、子供の頃によくした妄想が実現したかのような懐かしさがあって非常に良かったです。まだプロローグやしここからが楽しみなシリーズですね。次巻まだかなぁ。2017/04/16

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