角川新書<br> ゲームの企画書(1) どんな子供でも遊べなければならない

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角川新書
ゲームの企画書(1) どんな子供でも遊べなければならない

  • ISBN:9784040822761

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内容説明

ゲームを作る人々の証言や活動の記録を残していきたい。それもできるだけ、躍動感あるクリエイターたちの奮戦の物語として、多くの読者に読まれるものとして──。

「ゲームの企画書」は、そんな想いから始まった連載シリーズ。ゲーム史に名を残した名作ゲームのクリエイターの方々に製作時のエピソードをお聞きして、まとめていくインタビュー企画である。


第1章 伝説のアーケードゲーム『ゼビウス』  遠藤雅伸×田尻智×杉森建
第2章 国民的ゲーム『桃太郎電鉄』  さくまあきら×桝田省治
第3章 1000回遊べる『不思議のダンジョン』  中村光一×長畑成一郎
第4章 「信長」から「乙女ゲーム」まで  襟川陽一×襟川恵子×佐藤辰男

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

38
ゲームの企画書本というよりは、有名ゲームクリエイターがゲーム制作時の印象的なエピソードを語った著書(一応企画書の写真も公開されている)。インタビューメンバーはゼビウスの遠藤雅伸さん、ポケモンの田尻智さん、桃鉄のさくまあきらさん、不思議のダンジョンシリーズの中村光一さん、コーエーの襟川陽一(シブサワコウ)さんなどかなり豪華。普通のゲーム雑誌では語られない裏話もあり、ほとんどが20〜30年前の話だが、現在でも通じるエンタメ業界のクリエイター魂的なものを読めて非常に面白かった。2019/04/02

りー

24
面白い!ゲーム自体結構古めで知らないもの、未プレイのものが半数を占めていたけれどもそれでもゲームの概要さえ知っていれば企画段階での創意工夫がしっかりと見えるような対談になっていて非常に興味深かった。だれもが「どうやってゲームの世界に没入させるか」をテーマに一工夫二工夫していてゲーム関連業界以外でも大変参考になる内容。今回はゼビウス、桃太郎電鉄、不思議のダンジョン、信長の野望の四本立て。どれも面白い!2020/05/18

hnzwd

21
ファミコン創世記の裏話盛り盛りな第一巻。webの企画時から好きでしたが、、やはり紙になるといいなぁ。。ゼビウスについて語るだけじゃなく、ゼビウスの攻略同人誌を作っていたポケモン製作者が、ゼビウス製作者と語る、っていう企画の作り方がうまい。2019/11/26

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

16
熱中とはこういうことなんだな。ゲームが好きで、ゲームを作りたい。こういう思いの強いひとがゲームの企画をしてるんだなと知った。桃鉄の開発の話が面白くて、とにかく「ふつうの人」にテスターとなってもらうということ。頭がいい人が企画をするから、頭がよい人がペルソナになってしまいがちだけど、そうではなくて、多くの大衆に楽しんでもらいたいソフトだから、普通の人がどういう人かっていうのを肌感レベルで理解する。これはシステム開発にも応用できる考え。2022/10/10

フロム

12
この本でサイコーなのは「ザーマス」ことコーエーの会長襟川妻である。あの任天堂社長山内と丁々発止を繰り広げ、最後は社員が泣きながら取りなしたり、全国のショップ店員をホテルに呼びつけたり、極め付けは自社社員、ショップ、流通果てはパートナーである襟川夫(シブサワコウ)まで反対してるのに離婚を覚悟で(?!)信長の野望を1万を超える値段に決定したりとやりたい放題である。研究者な雰囲気を漂わせる他のクリエイターとは全く異質の存在。朝の連ドラの主人公にこれほどの適任はいないのだが、早く気づいてくれないかなNHK 2019/11/22

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