僕の母がルーズソックスを

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僕の母がルーズソックスを

  • 著者名:朝倉宏景【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 特価 ¥300(本体¥273)
  • 講談社(2019/02発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065147016

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内容説明

朝、起きたら母親が17歳になっていた――。外見はアラフォーの専業主婦なのに、16歳の息子の俺に向かって「ねぇ、君さ、ウチのピッチ知らない?」と言い放った。一人息子の俺が、昨日あんなことをしでかしたからなのか。原因はともかく、女子高生に「逆戻り」してしまった母・芽衣子の不安を除くため、息子・潤平は母の過去を探ると、母には母の心の奥底に埋めた謎が隠されていた。島清恋愛文学賞作家が贈る家族愛小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

169
割りとスポーツものが多い印象の朝倉さんですが、今回はちょっと変わった家族愛をテーマに書いています。母親「芽衣子」の過剰?な愛がうざい息子「潤平」は何かと反抗的に。そんなある日、突如として母親が見た目はアラフォーそのままに、中身だけが17歳の高校生になってしまいます。これまでの優しすぎる母親スタイルとは一転して、かなりぶっ飛んでるキャラに戸惑う息子。母親の記憶をたどるうちに、親子には知られざる秘密が…。もっと単純に笑える話なのかと思って読んでいたら、方向性はかなり違っていて思いの外、シリアスな内容でした。2019/03/31

mariya926

103
図書館にあったので借りてきました。母親の記憶が無くなってしまい、息子がそれを一緒に取り戻す物語。反抗期として斜に構え、家を飛び出したいと思っていた息子の潤平は親の過去を知って自分と向き合う物語です。「特別な自分と特別でない自分の狭間で揺れ動いていた」両親と自分を発見して変わっていきます。「本当の自由なんて長続きしない。でも、だからこそ、楽しい」「ずっとふわふわの無重力が続いていたら人間としてダメになるよな」もし演技で記憶喪失になっていたとしたら怖すぎる母。2024/06/09

ゆみねこ

87
ある日39歳の母が突然17歳の女子高生に!身体はそのままで心だけが。自らの姿と令和の時代に困惑する母・芽衣子を救うため、ひとり息子の潤平が両親の青春時代を追い明らかになったこと。潤平が潤平である理由と、頼りなさそうな父・修一の真の強さ。年代は違えどあの頃の渋谷を良く知る私には懐かしさと苦々しさを同時に感じられる読書になった。2023/11/23

ででんでん

84
設定や人物像にリアリティを感じるか?というと、そうでもないんだけれど、なんか雰囲気があり、少々とばしつつも、最後まで読めた。2019/06/01

ツン

83
てっきり主人公がタイムスリップして高校生時代の母親に会うのかと思ったら、母親が記憶喪失にというお話(自分は高校生だと思っていて、そこから先の記憶がない)!彼女が少しずつ記憶を取り戻すにつれ、家族の秘密が明かされる。なんか読んだことのない感じのお話でした。2023/12/25

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