内容説明
ドクターヘリ、ドクターカーに続き、日本初の移動緊急手術室(ドクターカーV3)を実現した今明秀は、今も現役ヘリドクターとして患者の元へ駆け付ける、日本で唯一の“空飛ぶ院長”だ。いまや日本屈指となった八戸ERの奮闘で、ドクターヘリの年間出動回数は800件超、ドクターカーの出動件数は年間1500件超と日本で1位、2位のレベルに達し、青森県の救命救急医療体制は劇的に改善、“短命県ワースト1”の地元にとって、なくてはならない存在となっている。本書は、今院長とへき地医療に挑む若き救命救急医たちの迫真のドキュメントである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だーやま
4
地域救急のスペシャリスト、八戸市民病院の今先生の著書。八戸ERのスキルとを上げ、八戸で学びたいという若い医者を呼び込み、その医者が他の地域の救急医療に貢献していく。八戸を中心にしたいいサイクル。 「若い医者を呼び込むためには、八戸ERにブランド力が必要。だからかっこよくないとダメ。」とサンダーバード作戦やドクターカーV3を命名。2022/09/20
えりんぎ
2
詳細な描写、いつも勉強になります。 熱意と人柄で人を集め、更に強いチームをそだてていく。 夢を継ぐ者たち、今先生の意思が受け継がれているのを感じます。2020/04/26
Humbaba
1
緊急の状態など起きないのであればその方がよく、ドクターヘリも出番がなければそれが最高の状態である。しかし、人の命がかかっているときにはほんの少しの時間の差によって予後に大きな差が生じる。自動車を使用すればどれほど急ごうとも道路事情を無視して動くことはできない。一方でヘリであれば道路は関係なくなるため常に最短の時間で現場に急行でき、それによって命露救い、予後をより良い状態にできる可能性を高められる。2025/06/01
AShi
1
医療的な部分は難しいがテンポがいい。様々な登場人物の良い所を褒める記述が多く、実際の職場も明るいのだろう。2018/12/22
みこよこ
0
八戸市立市民病院院長の今明秀さんがドクターヘリやドクターカー、さらには緊急手術も可能なドクターカーV3を導入し、僻地のERを劇的に改善させたドキュメンタリー。 「こんな医療ができたら、助けられる命があるはずなのに」と、医療従事者なら誰もが思うだろうが、それをカタチにすることは大変だ。法律や行政、予算の壁を突破し、ドクターヘリは年間800件、ドクターカーは年間1500件出動している。2019/09/08
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