内容説明
「何のために医師になったのか。瀕死の患者を救うためだろう。目の前の患者に全力を尽くせ。」「劇的救命」とは、絶体絶命の患者を救う意で、今氏のチームポリシー。救命救急の専門医である著者は、ドクターヘリ、ドクターカーを同時に現場に急行させる八戸独自の「サンダーバード作戦」で、医療過疎地の重傷患者を次々と救う。どちらか無駄になっても、救える可能性があれば手を尽くすのが信条だ。八戸ERでは、「奇跡はよく起こる」という。本書は、いま日本の救命救急分野の先駆者の一人、今氏のこれまでの人生とERスタッフたちとの日常を追う迫真のドキュメントである
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
79
著者は青森でドクターヘリコプターの救急救命医。2009年ドクターヘリ運行開始式が行われると同時に1件の事故による患者の対応に追われる。ドクターヘリは日本ではまだまだ普及していない。もう少し早く処置すれば救えた命も多いそうだ。日本はヘリコプターが離着陸できる場所が限られたり積雪や傾斜面で難しいことも一因かもしれない。様々な事例とともに緊迫した対応が描かれていた。「青森県ドクターヘリ スタッフブログ」に書き綴られたものを整理、加筆したもの。http://doctorheli.blog97.fc2.com2019/02/01
ネコタ
45
熱いお話だった!まず自治医科大学の役割について初めて知った。僻地の医療のために自分の力を使うというのはすごいと思った。ドクターヘリを八戸に導入する活動の中心的存在。その前に救命救急医を育てなければいけない。行政との交渉、地元消防との連携。特に八戸消防の人たちの判断力が凄かった。ヘリコプターの着陸場所の目印としてバスクリンを多用しているのは初めて知った。2019/05/25
patapon
7
病院が県庁所在地などの一部都市に集中している地方にとって、ドクターヘリの存在は大きい。莫大な経費がかかるものだけに、設置には現場の努力だけではなく政治的な力関係も関わってくる。ドクターヘリ2機体制を導入している青森県ですが、その背景に熾烈な駆け引きがあったと知りました。2017/07/28
えりんぎ
6
とにかく勉強になります。もう少し若くて頭がよくて体力があればそちらがわに居たかったと日々思いながら、とにかく出来ることから頑張る。2017/10/08
しょ
4
演出としてのタイトルつきかと思いきや、劇的救命というのは「生存率が50%以下からの生還」というような意味で使われている語なのか。ヘリ導入を条件に決めた病院で、しかし県らの判断で即導入はできず。天候が良ければ絶大な機動力を実感した後に八甲田山を隔てた2か所で1台をシェアというのは、「県立側で助かった命」よりも「八戸市立側で助からなかった命」の悔しさが募る。ヘリはどこでも行けると思いきや、着陸地点が馬のいる牧場じゃ無理だった、など、運用現場の様子が垣間見えて面白かった2015/09/26
-
- 電子書籍
- 魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dah…
-
- 電子書籍
- 子供の科学2023年9月号
-
- 電子書籍
- ねむらない樹 vol.10
-
- 電子書籍
- 嵐士くんの抱きマクラ ベツフレプチ(2…
-
- 電子書籍
- オリンピア・キュクロス 6 ヤングジャ…




