角川つばさ文庫<br> 鹿の王 2

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角川つばさ文庫
鹿の王 2

  • 著者名:上橋菜穂子【作】/HACCAN【絵】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2019/02発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046318343

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内容説明

アカファ王と王幡候のもとで行われた鷹狩りの場に、
ふしぎな黒い犬があらわれ、人々をおそってきた。
かまれた人たちは、古オタワル王国を滅ぼしたという
伝説の病「黒狼熱(ミッツアル)」にかかってしまう。
ホッサルは治療のため、薬を注射しようとするが
東乎瑠(ツオル)の人々は、それをいやがっていて!?
一方、〈濡れ羽〉を持つ使者のことばに従い、
〈ヨミダの森〉にむかったヴァンだったが、
そこでユナがさらわれてしまって!?

本屋大賞を受賞した名作、第二弾! 【小学上級から ★★★】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kayo

29
元々上下巻だったものを4巻に分けて、この第2巻は起承転結の「承」にあたるのでしょう。黒狼熱という疫病が王族までを襲う事態に。病の真相を追う医師ホッサルの活躍と、病から生き残った故にヴァンとユナに現れる何やら得体の知れぬ世界との繋がり。ホッサル側の科学的な視点と、ヴァンが出くわす幻想的な場面が対比的で面白いです。登場人物が多くてこんがらがりますが、とにかく先を読みたくて仕方ない物語です。2021/07/31

なつきネコ@たくさんの本に囲まれてご満悦な化け猫

27
いろいろと話が進んでいく。話は穏やかだ。嵐の前のと言うやつなのか。黒狼熱は伝染病なのか、呪いか? 現代なら耐性で済む話なんだけど知らないと呪いと思えてもしょうがない。ホッサルはそれらを科学へと移行させていく人。科学史の1ページを見てるみたいでおもしろい。逆にヴァンの話は牧歌的で不可思議なマジナイの世界。二人を主人公にしたのは原始的な科学と、牧歌的でスピリチュアルの2つの世界を同じ土台で書きたかったからかな。どこかスピリチュアルはアイヌ的な感覚は好きだな。このふたりの向かう所がどこなのか、楽しみだ。2023/09/16

アオイトリ

23
他国を征服し、国土を広げるたび、貧しい農民を新たな辺境へ入植させる。強国は自国の生活様式を持ち込み、植生や家畜までも変えてゆく。やがて征服民と交わり、その土地を完全に掌握する…武器をもたない尖兵。人類史をファンタジーでなぞる壮大なスケール!そして感慨深いのは医療倫理の対立。命あるものはみな、いずれ必ず死ぬ。大切なのは与えられた命をいかに生きるかであって、長短ではない、という祭医師。宗教的禁忌も恐れず、治療薬の開発に精魂を傾けるオタワルの医師たち。高度に医学を発達させた隠された背景に驚かされます2024/05/07

とんこ

12
ヴァンのアクション&ファンタジーパート、ホッサルの医療謎解きパート、どっちも面白いけど、ホッサルの方では名前が多くてこんがらがる。細かく理解するのは再読時にまわして、とりあえずヴァンの先が気になるから読み進めます。2022/05/28

アキナ

9
夢中で読んだ2巻でした。黒狼熱と戦うホッサルの助けたくても助けられないつらさが伝わってくる。治せるようにしたいからホッサルはヴァンを探している。黒狼熱は誰かの手によって広められているのかもしれない恐ろしい話になってきたところで、ユナちゃんが攫われてしまって3巻へ。あらすじでユナちゃんが攫われると書いてあるけど、後半も後半の話じゃないのよ。2021/09/21

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