角川つばさ文庫 世にも奇妙な商品カタログ（１） インスタント死神・友だちクジ他

著者名：地図十行路【作】/望月けい【絵】

KADOKAWA（2019/02発売）

• ISBN：9784046318664

内容説明

【衝撃の連続!!】


その日、真白は家出した。
あまりにテストの点数が悪すぎたからだ。

　　あ～あ。
　　両親の記憶から、テストのことが消えてくれたらなあ……。

そんな空想を広げていると。
ふと、真白の目に、ショッキングピンクのど派手なパーカーを来て、トランクを引く眼帯の少女が飛びこんできた。
彼女がいなくなった後、そこには真っ黒な本と小箱が落ちていた。
気になって手にとってみると、ソレは何やらあやしい名前の商品が並んだ【カタログ】だった――。

「インスタント死神」
「友だちくじ」
「処刑セット」
「冬しか買えないアイスクリーム」
「??金魚」
そして「記憶消失ボタン」

これは一体どんな商品!?

……使うと必ず予想外の結末が!　ワナだらけの危険な商品カタログ!


【あなたの予想は必ず、裏切られる】　【小学中級から　★★】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[うまる]

怪しい商品が並ぶカタログ、そこには商品を使った人の体験記も載っていて･･･。ブラックなオチがとっても面白いです。商品に興味を沸かせる方法や入手の仕方も話毎に違っていて、全編飽きずに楽しめます。商品名からして怪しいものも面白いけど、序盤のメルヘンから突き落とされる『冬しか買えないアイスクリーム』が結構好き。 こういうの大好きなので、あと5巻も読めると思うと嬉しいです♪

2021/03/02

[*ふうか*]

Webにて読了。怖かった。

2020/10/30

[キリ]

「インスタント死神」「友達クジ」「処刑セット」「冬しか買えないアイスクリーム」「？？金魚（赤）」「記憶消去ボタン」を収録。話を読む前は変わった名前の商品にわくわくしてましたが、読み終わった後は、うーんでした。銭天堂の時はこれ欲しいなと思える物があったけれど、この本の商品はあんまり欲しくないかもと思うものばかりでした。しいて言うなら「友達クジ」の話の中に出てくる「小さな幸運をもたらすキャンディ」でしょうか。商品は正直微妙だったけど話自体は面白かったです。

2021/10/14

[Mai🌻]

児童文学を大人になって初めて読んだんやけど、めちゃ面白い！子供向けに書かれてるから、物語も子供騙しかなと思ってたら全然そんなことない。しっかり構成がされてるし、子供にも学びがありそう。うまい話に簡単に乗らない、うまい話には裏があると実感する。どれも望み通りにいかないのが現実的だった。シリーズ読んでみたいと想う😊

2020/11/12

[ヴィオラ]

毎回不思議な道具が出てきたり（ドラえもん）、調子にのってバッドエンドになってしまったり（わらうセールスマン）、藤子不二雄さんの遺伝子がここに受け継がれている！w 児童書なので、一本一本がそこまで長くなく、逆に無駄のないショートショート的な良さがありますね。 ホラー好きの作者さんだからか、子供が主人公といっても普通に酷い最期を迎えたりするので、自業自得とはいえ子供好きには微妙にダメージが…(^^;)

2021/04/20