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内容説明
日本漫画界が誇る魔神、丸尾末広、キャリア最大の長篇作、世界待望の第4巻。戦争、そして日本に落とされた新型爆弾による悲劇…激動の時代を、トミノとカタンは生きる。渾身のロマネスク復讐譚、堂々の完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
62
産みの母親に棄てられた双子の姉弟トミノとカタン。厳しく残酷な戦争の時代を背景に2人は数々の悲運に見舞われながら行き着く先はーートミノとカタンがどうなってしまうのか、ハラハラしながら読みましたが、ラストは思っていたより救いがある終わり方でした。2019/02/15
ぐうぐう
22
見世物小屋から逃げ出した異形の者達。人から蔑まれる異形の者達だが、戦火の中、空襲により、焼け爛れた者、腕を無くした者が街に溢れ出す。戦争という煉獄は、すべての者を異形へと変えてしまうのだ。そして二つの太陽が、広島と長崎に落ちる。トミノとカタン、二人の地獄巡り、その終焉。マリア観音が象徴するように、神はいつもその姿を隠している。地獄において神は、求めるものではあっても、決して存在はできないのだ。神を見ぬまま、トミノとカタンの地獄は終わる。死と、大人になることによって。2019/02/18
さくりや
12
完結。駄目だ感想がまとまらない……。トミノもカタンも何故こんな目に合わなければならないのだろう。汪の最期に少し、ほんの少しだけすっきりするくらいで、ひたすら悲惨な運命が双子にのしかかる。ここまで惨い空襲の現場を描いている本ある?2019/03/27
パンダプー
9
寝る前に読むにはたぶん相応しくないけれど、美しい絵に満足。2019/02/20
Kavi
2
本当はトミノとカタンをシャム双生児で描きたかったんじゃないかな。二人以外は救いがなく、悲しい物語だった。2019/02/17