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内容説明
「アルチュール・ランボーのような誇りと激しさを秘めて、丸尾末広は、自らの魂の廃墟の上に立っている」フランス・コミック界の巨匠・メビウスが生前、羨望とともに絶賛した、漫画界の魔神・丸尾末広。世界が待望するその最新作は、キャリア初となる巻数を配した最大の長編作として構想された。宿命の双子が経験する地獄巡り、ロマネスク怪奇幻想復讐劇、今ついに瞠目の開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
安南
32
『少女椿』を彷彿とさせるが、こちらの主人公は少女と少年の双子だから、2倍の痛ましさ、いたいけさ。グロさは抑えられていて、物足りないと感じる人もいるかもしれないが、私にはちょうどよかった。続きが楽しみ。2015/02/05
青蓮
32
妖しい見世物小屋が手招きしてる……犇めく人々の雑沓、響き渡る哄笑、猥雑な風景。一寸先は闇。トミノとカタンの行く末はいかに。もう大好きです、丸尾さん。2015/01/31
ぐうぐう
17
産まれたとたんに母に捨てられた双子・ミソとショウユ。見世物小屋に売られ、トミノとカタンと名付けられる。二人の身体に刻まれた痣は、出生の秘密を暴く刻印か、それとも待ち受ける地獄の予兆か。帯にあるメビウスの惹句が本作のすべてを言い当てている。「“わたしたちは誰もが、完璧に閉じられた函の中に監禁されて、絶望的な叫び声をあげているのだ”という事実を、丸尾末広は教える。彼は、あえてそれをする。丸尾は、あえて、あらゆる世代の苦痛を世界に解き放つのだ」2014/11/23
多田幾多
15
純粋と穢れ。悪意と善意。二人で一つの双子の兄妹を待ち受けるのは幸せか絶望かもしくは…?丸尾末広先生の最新作は原点である見世物小屋ある意味「少女椿」を彷彿とさせる内容ながら世界観とキャラクターが個性溢れていて従来の丸尾漫画とは違い読みやすくて内容が入りやすい。そして何と言っても絵の美しさ!いくら月刊とは言え、60手前でありながらこうも細かく繊細にデザインも美しく描けているためなお一層世界観に深みが増していってる。このままのペースで完結して欲しい。2015/02/01
6(ロク)
11
まったくもって丸尾末広は愛好者から何を一番求められているのか?に忠実な天才だと思うわけですよ、60手前にしてまだ双生児版少女椿を書けるとは・・・、ただただ尊敬いたします。子供の頃花園神社の見世物小屋でみた「蛇女」をまだ鮮明に思い出せるのはブラウン管越しでは無い空気感があったからであって、それと同じシズル感を巨人丸尾に感じるわけですよ、はい。2014/12/30
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