内容説明
関西財界の雄、阪急/宝塚の生みの親の生涯。15歳を迎えた年、一三は自ら発心して甲州・韮崎から上京、慶応義塾に入り、福沢先生指導のもとに未来の財界人士と親交を結ぶ。そして、作家をこころざすがならず、卒業と同時に三井銀行に就職、そこでの一三は落第サラリーマンでしかなかった。しかし、運命は自ら切り拓くもの、証券会社の支配人職へ勧誘されて彼は断乎決断する。華麗なる財界人への一三の第一歩であった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつうら
19
阪急グループ創業者の半生記。前半は、人事異動に一喜一憂しているだけの三井銀行サラリーマン。それが34歳を転機として、阪急電鉄の元となった箕面有馬電気軌道を創業していく。いまは、鉄道の敷設に伴って沿線の宅地や観光資源、駅前の商業施設を開拓していくのは普通のことだが、この普通を考え出したのが小林一三だ。事業家としては天才だったが、それ以上にプロモーションがとても上手い。慶應義塾の学生だったころに文筆家を目指していたことが影響しているらしく、キャッチコピーをつくるのが抜群にうまかった。(下巻に続く)2021/10/12
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