内容説明
ジャズに興味はあるものの、「何を聴いたらよいかわからない」「聴き方がわからない」「理屈っぽくてなんだか難しそう」など、
ジャズはハードルが高い!という印象をもっている人が多い。
本書はマンガを交えながら、イラストと文章でわかりやすくジャズの特徴や歴史、用語、ミュージシャンなどを解説する入門書。
シチュエーション別におすすめのアルバムや、ジャズ喫茶やライヴハウスなども紹介している。
ジャズ初心者でも、気軽に知識が深められる一冊。
目次
1 ジャズってなんだろう?
2 ジャズの歴史
3 ジャズのきほん
4 バンド編成と楽器
5 シチュエーション別おすすめアルバム
6 ジャズを聴いてみよう
7 ジャズの歴史を作ったミュージシャンたち
8 文学で楽しむジャズ
ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
104
ジャズはアメリカを代表する音楽。恐らく19世紀末にルイジアナ州ニューオリンズで南北戦争終結後、軍楽隊が売っていた楽器を使って演奏したのが始まりとされる。ジャズの父とも言われているルイ・アームストロングが、シカゴやニューヨークにジャズを広め、スイング・ジャズがビッグバンドで演奏されるようになった。1930年代ニューヨーク52番街でチャーリー・パーカーらがビバップを始めた。そしてマイルス・デイヴィスがクールの誕生を発表し、ハード・パップからモード・ジャズ、そして現在のコンテンポラリー・ジャズまで変遷してきた。2023/09/05
hit4papa
62
ジャズ初心者のための解説書。ツウな方の拘りが強いからなのか、クラシックよりハードルが高いように感じてしまうジャズ。本書は、ジャズの歴史を概観し、それぞれのシーンの特徴や時々の著名なプレイヤーがどのような役割を担ったのかが、分かりやすく図説されています。マンガ過ぎない点に好感が持てますね。ジャズが既成のものを破壊しつつ発展してきたという点では、ロックのスピリッツと通じるところがあります。紹介されているプレイヤーの人生、そしてアルバムに興味を持つことができました。音楽理論を詳説してはいないので導入の書です。2023/02/17
つきかげ🌙
40
ジャズを聴きたいけど何から聴いたらいいかわからない人向けの本。ともかくたくさんのアルバムがジャンル別に分類され紹介されている。見たこともないジャケット写真も多いがAppleMusicで検索するとたいていヒットする。時間のあるときに聴いてみよう。2019/04/07
サケ太
19
ジャズってなにさ。そう考え読んでみたが、何も知らない事を改めて知った。歴史的な流れが面白い。非常に深く、今も変化している面白い世界の一端に触れつつ、今日も一曲聴いてみる。2022/12/15
みんく
18
1995年夜8時、NHKで四夜連続のジャズ特集『タモリのジャズ・スタジオ』こんなおもしろい番組、なかなかないよね。林家こぶ平(正蔵)とタモリは好みが違うようだけど、気を遣わず言いたい放題。これがおもしろい。私もタモさん派でJohn Coltrane “My Favorite Things”はちょっと良さが分かりません。メロディはJR東海のCMだっけ?いい曲なんだが。Cannonball Adderleyや、日本人のジャズが好き。YouTubeに上げてくれた方、ありがとう。動画と本著でジャズを分かった気に2022/09/13