小学館文庫キャラブン!<br> えんま様の忙しい49日間 散り桜の頃

個数:1
紙書籍版価格
¥638
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

小学館文庫キャラブン!
えんま様の忙しい49日間 散り桜の頃

  • ISBN:9784094065916

ファイル: /

内容説明

吉祥寺に住む閻魔様が現世の事件を解決!

吉祥寺の古アパートに住む青年・大央炎真の正体は、地獄の大王閻魔様。久しぶりの休暇を現世でのんびり過ごそうと、地獄から百年ぶりの現代日本にやってきた炎真だが、アパートの大家でもある腹黒な地蔵菩薩が差し出す美味しそうなスイーツに釣られて、はぐれ霊を彼岸に送ったり、罪を犯す生者を懲らしめたり……と、つい真面目に労働しては後悔する毎日だ。
 ある日、焼き鳥をつまみながら散りかけた桜の見物でもしようと井の頭公園にやってきた炎真は、赤ん坊を抱えた着物姿の美女と出会う。公園の池に祀られている弁財天だと名乗る彼女は、「池の主が天に昇るのを助けてほしい」と炎真に頼み込むが……。
 池の主と赤子をめぐる不思議な一夜、結婚をひかえた姉が見る悪夢の結末、悪徳ブリーダーに立ち向かう少年の奮闘など、痛快&感動の五話を収録。
 「地獄でまた会おう」と言いながら悪を裁き、死者に安らぎを与える炎真と、イケメンホスト風な地獄の秘書官・小野篁、記録係のお子ちゃま・司録&司命ら、賑やかな仲間が大活躍。地獄行き事件解決録、第二弾です!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

32
シリーズ2冊目。せっかくの49日間の休暇ですが、相変わらずスイーツに釣られて働いてしまうえんま様。地獄はそんなに美味しい物がないんでしょうか。 今回は犬の話『えんま様と閉ざされた檻』が印象的でした。動物を苛める人は即地獄行でおk。篁の犬マニアぶりも面白かったです。わたしも地獄に行くなら不喜処でもふりたいなぁ。 『えんま様と花嫁の夢』と『えんま様と返し忘れた本』もちょっと怖い話で楽しかったです。 あと少しで休暇も終わりか?! 3巻へ🐕 2020/12/01

あゆみ

26
★★★★★ 続編が出て嬉しい!休暇で現世に来ているのに放っておけない性格のためはぐれ霊を彼岸に送ったり、罪を犯す生者を懲らしめたりと、つい真面目に労働しては「また働いてしまった」と後悔する地獄の大王閻魔様、炎真がお気に入り!犬を飼っている身としては犬が死んでしまったり酷い扱いを受けている描写は読むのがつらいし、健気な犬や子どものお話には弱いので悪徳ブリーダーのお話は胸が痛む。炎真が悪を裁くお話をもっと読みたい!2018/12/11

だりあん

24
2話の悪徳ブリーダー…あの天罰でも、反省も改心もしないんだろうな…。2019/02/17

しましまこ

23
5編。待ってましたの2巻ですけど、胸が痛い話が2編。わんこと子供はダメだよ~。クーンツの『ウォッチヤーズ』映画見たいような、見たくないような…2018/12/16

よっしー

22
今回も休暇中に仕事をしてしまうえんま様。自分から突っ込むだけではなく、地蔵さまからの甘ーいスイーツにまんまと釣られて、休日出勤のような日々ですね。自由奔放なえんま様のお目付け役かと思っていた篁卿も、大好きな犬が変わるとまさかの豹変。人は見た目ではわからない物を持ってますね~。今回も楽しくサクッと読めました。2022/01/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13268454
  • ご注意事項