メディアワークス文庫<br> 推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ

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メディアワークス文庫
推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ

  • 著者名:久住四季【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 特価 ¥335(本体¥305)
  • KADOKAWA(2018/12発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049122794

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内容説明

彼ほど個性的な人間にお目にかかったことはない。同居人の凜堂である。人目を惹く美貌ながら、生活破綻者。極めつけはその仕事で、難事件解決専門の探偵だと嘯くのだ。
 僕は駆け出しの推理作家だが、まさか本物の探偵に出会うとは。行動は自由奔放。奇妙な言動には唖然とさせられる。だがその驚愕の推理ときたら、とびきり最高なのだ。
 これは「事実は小説より奇なり」を地でいく話だ。なにせ小説家の僕が言うのだから間違いない。では僕の書く探偵物語、ご一読いただこう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

63
二本の中編からなっています。スマートな文章はラノベ風で、読みやすく、物語もサクサク進んでいく感じでいいのですが、登場人物の印象が薄いと言うか、キャラが立っていない感じで、のめり込むって感じでもなかったです。 最初の話は、警察が解決できるのでは?と思うほどの小粒な事件で、あまり深く考えないでも、なんとなく解ってしまいそうです。 しかも、作中に「たまたま」って出てくる箇所が有りますけど、それってどうなんでしょ。 2話目は、思った犯人と違ってちょっとびっくりな結末で、そういうの有りか?って感じでした。 2020/02/05

あゆみ

31
★★★★☆ 真面目な推理作家が変人の探偵に振り回されながら事件解決の助手をする→その出来事を小説にして売れる、というキャラや設定はよくあるもので斬新さはないが、読みやすい文体でサラッと読了。続編がありそうな終わり方におもしろそうと思ってしまったので続編に期待。2019/01/24

雪紫

26
久住さんの新作はなんと、特殊な設定も舞台もない生活自堕落変人探偵とワトソンミステリ作家の(生真面目な作風のせいで担当受けはいいのだが売れない)なんとも王道な(!)中編2編。ひとつのヒントで謎がするする解ける2話がその後の月瀬の心中含め面白かった。電撃のトリスタから読んでるファンとしましては新作に喜ぶと同時に、久住さんには特殊設定や舞台系も描いて欲しい欲があるんですが・・・。いや、引きといい続き求める気持ちあるんですよ。脇キャラも大分キャラ立ってますし。2019/01/11

cinos

25
ホームズとワトスンのように天才変人探偵と売れないミステリ作家が同居して事件を解決します。実際の事件を書く作家ってそれでいいのか、と思いましたが、ワトスンもそうですよね。2話目の驚愕の真相はう~ん。続編は出してほしいです。2019/05/10

coco夏ko10角

20
数年前何かのオススメミステリー特集で気になってチェックしてた本、ようやっと。変人探偵と生真面目推理作家があるきっかけで同居することになり事件に…。二話目のミステリーよかった。天元刑事なんか好きだな。ラストの感じから続巻あってもよさそうだけど、どうだろ。2022/04/24

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