内容説明
広島の名門・広陵高校に特待生として入学し野球漬けの日々。が、怪我で野球を断念する事態に！ 挫折の日々、そして東京への駆け落ち。大阪で初めて漫才を見て開眼、自らもコンビを結成して超売れっ子に！ ブームが去ると仕事もなくなり、ビートたけしの運転手兼飯炊きとして暮らし始めた……。佐賀で暮らすばあちゃんに支えられ、山越え谷越え、今日も行く。抱腹絶倒の一代記、完結！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
24
一時はお笑い界の頂上を極めた著者だけあって、自らが起こした漫才ブームとその終焉の分析や、師匠や先輩芸人評が非常に興味深い。芸談を通じ、改めて当時の売れ方の凄まじさを知ったが、下山時遭難することが多いのも事実。記念写真を撮ったらさっさと山から下りろとのばあちゃんの言葉に救われた著者。名誉や財産よりも友情や恩を選択したおかげで、幸せな人生の最終章を迎えようとしている。2021/01/08
