スターツ出版文庫 もう一度、君に恋をするまで。

著者名：早迫佑記

スターツ出版（2018/12発売）

• ISBN：9784813705598

内容説明

高校1年のクリスマス、月島美麗は密かに思いを寄せる同級生の藤倉羽宗が音楽室で女の子と抱き合う姿を目撃する。藤倉に恋して、彼の傍にいたい一心で猛勉強し、同じ難関校に入学までしたのに…。失意に暮れる美麗の前に、ふと謎の老婆が現れ、手を差し伸べる。「1年前に時を巻き戻してやろう」と。引っ込み思案な自分を変え、運命も変えようと美麗は過去に戻ることを決意するが――。予想を覆すラストは胸熱くなり、思わず涙！2018年「小説家になろう×スターツ出版文庫大賞」大賞受賞作！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チアモン]

誰も一度は過去に戻ってやり直したいと思ったことは思ったことはあるはず。主人公の女の子は好きな人と付き合いたい。両思いになりたいという思いでもう一度過去に戻り自分を変えて頑張るけれども・・・。ラストはハッピーエンドになるけれども、腑に落ちないところが多かった。彼女のこれからの人生はどうなるんだろう、ちょっと心配。

2020/07/27

[ami＊15]

人は見た目よりも中身に惹かれる、誰からでも愛される人になるにはどんなことでも努力することが大事であることをこの物語に教えてもらいました。美麗が中学生の時から想いを寄せてきた藤倉くんへの「好き」と向き合うお話ではありましたが、巻き戻した過去で親友になった鞠や生徒たちの良き味方である影森先生といった美麗を日々見守ってくれる脇役たちも優しい人ばかりで心温まりました。温かな雰囲気が漂う作風は好印象が持てたものの、一方で主人公にとって都合の良過ぎる展開が連続していたところが個人的に受け入れにくかったかな…。

2019/02/06

[ヒロロシ33]

勘違いから始まる恋愛もの 謎のおばあさんの魔法（気まぐれ） で過去に戻り、やり直す。 努力は認めるけど、幸せってなんだろう。

2021/09/02

[まさ]

献本にて。戻らなくてもうまくいったんじゃあ・・、というツッコミを入れそうにもなったが、きっと過去に戻った経験は未来に生かされるのだろう。現実世界では鞠との接点もまだないわけだし。そういう意味では内面が成長した主人公のもう少し未来の話も読んでみたい。心情が細かく描写されていて、読みやすい物語でした。

2019/02/24

[インド]

ー恋愛をやり直しませんか？ー想いを寄せる相手がほかの女子と抱き合うシーンを目撃してしまった麗。彼女は過去をやり直し、意中の相手と交際するために自分を変えようと奮闘するが・・！よくある定番の内容だけど、麗の過去を変えることの葛藤や黒く染まっていく麗の心情描写もあって、とても共感できて感情移入してしまった( ；∀；)。あの彼女の状況は以前に逆戻りだけど、変われた麗ならきっと救い出せる気がする！おばあちゃんは、結局何者？

2020/04/05