内容説明
川柳とは親友であり悪友である。
いつもそばに居てくれ、私のあれこれを知り尽くした顔をして居座る。でも、時々その存在が鬱陶しくなり、離れて息抜きがしたくなる。川柳は素知らぬ顔をして待っている。そしてまた、ああだこうだと揉めながら、濃い時間をたっぷりと一緒に過ごすことになる。
ありがとう。腐れ縁かもね、川柳。(柳言より)
短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳!
47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。
東京を代表する川柳作家・井手ゆう子の渾身の作品群!
本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「大笑いしよういつかはしぼむから」。
深い傷人に見せたくなる真昼
ヒトだけがまだ続けてる別れ歌
排水口あきらめながら潔く
シリウスに尋ねる奴は元気かと
レモン腐る孤独死なんか怖くない
感情線爪弾きながら冬ごもり
幼な子はちひろの色で駆けて来る
目次
柳言
第一章 ひとり日和
第二章 風のベンチ
あとがき
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