内容説明
詩織が、奈良のならまちにある朝ごはん屋『和温食堂』で働き始めて1年が経とうとしていた。ある日、アパートの隣に若い夫婦が引っ越してくる。双子の夜泣きに悩まされつつも、かわいさに癒され仕事に励んでいたのだが……。家を守りたい父と一緒に暮らしたい息子、忘れられない恋に苦しむ友達の和豆、将来に希望を持てない詩織の弟・俊哉が悩みを抱えてお店にやってくる。そして、そんな彼らの新しい1日を支える店主・雄也の過去がついに明らかに! 大人気シリーズ、感動の最終巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
54
詩織の成長は私にはよく分からず相変わらずお節介さんだなぁと思いながらも、彼女の「新しい1日」を願う気持ちが伝わってきて、応援しながら微笑ましく読みました。妹さんとも和解できて完結。雄也と詩織との関係が発展しなかったのは潔くていいなって思った。本来のわらび餅ってわらびの茎を粉にして作るのは知らなかったです。何も考えずにわらび餅って言ってた(笑) 2020/09/16
Shoji
53
奈良市のならまちにある朝食だけの食堂。頑固な主人とお節介な店員と個性的な常連さん。奈良の郷土料理、大和野菜にこだわったレシピとほろりと来る人情劇。よくある展開と言えば元も子もありませんが、ちょうど良い火加減のお話は、やっぱり人間っていいなと思わせます。楽しく読むことができました。この第3巻で完結らしく、とても残念です。2018/10/06
アズマ
36
雄也と穂香さんの関係が無事回復してほっとしました。読んでいてほっこり温まるシリーズです。そして相変わらず出てくる料理がおいしそうでした。こんな店あったら行ってみたい。2020/03/19
たるき( ´ ▽ ` )ノ
33
Kindle Unlimitedにて。双子ちゃんの名前、そこから取ったの!?(о´∀`о)ほっこりなシリーズだった。2023/10/01
のりすけ
28
完結。雄也と妹さんの確執も氷解して納得の最終巻。妹さん夫婦がならまちの町屋を受け継いでくれたらいいなぁ。お金はかかるけど、双子もいたらアパートでは手狭だし…なんて思いながら読んじゃった。主人公と雄也が良い雰囲気のままでアチチにならなくて、そこも良かったです。2022/02/05
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