内容説明
卒業も近づく高校3年生の冬。年末年始のイベントに浮き立つ世間をよそに、小熊はひとり、冬休みを迎えようとしていた。「やっぱり、私にはカブしか無いのかもしれない」そんな折、小熊をヘッドハンティングしたいというバイク便会社の社長・浮谷が現れ、新たなバイトを始めることに。敏腕経営者とは思えない、どこか子どもっぽい浮谷。個性の違う同僚ライダーたち。大晦日の夜に出くわした、幽霊のような少女・史。馴染みのバイク解体屋で起こる、予想外のメロドラマ──両親も友達も趣味も、何も無かった。そんな小熊にカブがもたらした、人とのつながり。【書き下ろしショートストーリー「ライディングウェア」を収録した、電子特別版】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロロシ33
64
今回はバイク便社長の浮谷さんと幽霊のような少女史が出てきて、面白かった。 人との繋がり大事だね。 最後少し感動 五冊目を先に読んでしまったけど、四冊目も面白かった🎵 もうすぐ六冊目出るみたいなので楽しみです2019/11/26
ひさか
54
2018年12月角川スニーカー文庫刊。VTR、フュージョン、モトラ、マクラーレンF1の車載工具、と素敵なネタが多く楽しめた。小熊と礼子が、長野に行くくだりが、誇らしくて、熱くなりました。2019/08/15
やっちゃん
47
人生何周目ですか小熊ちゃん。女子高生という設定に無理がある。この内容ならおっさん主人公で読みたかったな。女の子なら初心者設定でないと可愛げがない。著者の知識をひけらかしを感じるし性格も著者そのものになっちゃってて‥そこはしっかり作りこんで欲しかった。ここでギブ。2024/08/12
Nao Funasoko
47
うーむ、バイク便の社長だとか友だちの妹の友だちだとか、スクラップ屋の親父だとかその元カノだとか、、、登場人物が増えれば増えるほどに主人公のキャラがブレてきてるんじゃないかな。既刊まとめ買いしてしまったので残りも読もうとは思うがこのシリーズ1,2巻までで十分だったかもしれない なと思った。2020/08/15
よっち
46
卒業も近づく高校3年生の冬。小熊をヘッドハンティングしたいというバイク便会社の社長・浮谷が現れ、バイク便のバイトを始め、大晦日の夜に幽霊のような少女・史に出くわす第四弾。何というかすっかりカブ中心の生活になっている小熊とか礼子がほんとに女子高生なの?と思うハードボイルドっぷりで、そんな彼女たちが不器用なりに友人たちのためにアドバイスしたり、人の恋路に余計なおせっかいをしてみたり、さらには災害ボランティアにまで奔走する展開には驚かされましたが、これはこれでこの物語らしいエピソードだったのかもしれないですね。2019/07/29
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