内容説明
平成日本から転生した竹中半兵衛は、戦国乱世を生き抜くことを決意。そして、明智光秀など強力な配下を従え、史実の「稲葉山城の竹中十六騎」を再現していた――。一方、時を同じく転生した今川氏真は、松平元康を討ち取るべく岡崎城で籠城するが、仲間を助けるため城の外に釣り出されてしまい――覚醒せよ、氏真! 「小説家になろう」歴史ジャンル年間第1位獲得の戦国ファンタジー第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
54
Kindle。漫画版ほど今川氏真などの他転生者達の様子は描写されていないものの、竹中家の状況はより細かく書かれており周囲からの畏怖とも尊敬とも取れる評価はより伝わってきた。転生者の活躍で未来が変わると知識チートは使えないが、序盤ほど史実のままなので、最初に攻略された信長はなんとも不憫。2024/06/01
こも 旧柏バカ一代
21
舞台は桶狭間。織田信長が今川義元を奇襲して討ち取るが、その周辺で虎視眈々と漁夫の利を狙った平成男児達が暗躍する。 先ずは竹中半兵衛。電光石火で美濃を手中に納め、桶狭間へ出陣した織田軍の留守を狙って尾張に侵攻。今川義元を討って意気揚々と帰って来た織田信長に煮湯を飲ませる。 さらに、桶狭間のドサクサに三河を手中に納めようとする松平元康を今川氏真が邪魔をして、北条氏規が援軍として駆けつけ松平元康を討ち取る。後の徳川家康をこの段階で歴史から退場させた。もう歴史の流れは変わった。彼らは生き残れるのか?3巻も読もう。2019/12/27
菊地
5
せっかくのマイナー武将設定なのに、早々の自分の家の兵力を動かせる立場になったりしているせいで不遇感が乏しくなってしまい残念。早々に家の中の立場を構築してしまってマイナー武将設定が生きていない。そして「チャット」による談合と集合知があまりにチート過ぎてちょっとゲンナリしてしまった。「仲間」が多過ぎて、容易に広範囲の戦略を組めてしまうのはちょっと難易度イージーすぎる気がする。2019/03/09
いくら丼
4
茶室のメンツってさ、結構ゆるい雰囲気のおっさんたちのイメージだったわけよ。口絵開けて見てみれば、めっちゃイケメンたちが格好良く戦っているわけよ。このギャップに期待を煽られる。茶室の『仲間』たちが現実に登場する興奮みたいのもある。今川さんとか土壇場でテンパりそうだったけど、めっちゃ化けた。北条さんもクソかっこよかった。何? こういうの書けるの凄すぎる。なんかね、時代知識あんまないし、謀略とか戦とか苦手だけど……この感じ好き。でも竹中さん中心の計画ずくみたいな淡々とした空気? 苦手なんだよな。続き読むか悩む。2023/08/17
nas
4
信長が可哀想になるなこれ。今までにない感じてちょっと面白さがあるけどそれ以上に可哀想や2023/08/12