文春文庫<br> 考証要集2 蔵出し NHK時代考証資料

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文春文庫
考証要集2 蔵出し NHK時代考証資料

  • 著者名:大森洋平【著】
  • 価格 ¥795(本体¥723)
  • 文藝春秋(2018/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167911980

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内容説明

大河ドラマも朝ドラも、これを読めばぐ~んと面白くなる!
まだまだありますお蔵出し、大好評の時代考証事典が帰ってきました。

2013年12月に出版された「考証要集 秘伝! NHK時代考証資料」の待望の続編。

著者は長年にわたりNHKのドラマ担当ディレクターとして、時代考証の専門家とドラマ制作現場をつなぐ仕事をしてきた。
そうして得た豊富な知識を社内資料としてまとめた前著は大きな人気を獲得し、かの久米宏氏にも絶賛された。

それから5年、ますます豊富になる時代考証の知識を新たにまとめた「時代考証資料の決定版」が本書。
事典形式で、アイウエオ順に「言葉」や「モノ」を並べ、その正しい使い方、使ってもいい時代といけない時代、現場がやりがちな間違い、を詳しく解説する。

特に続編では、多くの項目で説明を長めに取り、歴史解説としても読みごたえがある一冊になっている。
著者は歴史学者ではなく、ドラマの現場の人だけに、「あれは間違い、これもダメ」というのではない。
どのように言えばよりドラマがリアルになるか、に心を砕いている。

NHKといえば、「大河」と「朝ドラ」が2枚看板。
歴史を描く大河ドラマではつねに時代考証が話題になるが、近年の朝のドラマには明治から昭和を描く人気作が多い。
こうした近い過去ほど、その時代を実際に生きた視聴者がいるだけに、間違った時代描写は作品を台無しにする。
昭和何年には、これがあったのか、なかったのか。正確な考証がドラマの仕上がりを左右する。

時代考証の世界は、実に奥が深いのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

54
「この時代にこんな言葉があるわけない」とか、わざわざクレームをつけたがる人がいるんですね。正しい歴史観を伝え、残すためにも、時代考証は必要なものです。そうでないと思わぬ誤解を後世に残すことになりかねない。早い話、幕末当時、時代考証がなかったために、芝居の赤穂浪士の服装に憧れて、そっくりな羽織を作ってしまった新撰組の例もあるし。前作も読み返したい。2018/12/24

saga

34
NHK時代考証資料第2弾! 書店に並べられているのを見て即購入。ほぼ毎日、少しずつ楽しみながら読み進めた。前作同様に五十音順に事物を解説。それぞれの時代で注意すべきところが、まだまだ沢山ある。現代の道具立てで製作するドラマ等にリアリティを持たせるのは大変だな~2019/04/06

nnpusnsn1945

29
前編同様考証の範囲が広い。考証の続きも書かれている。ちなみに、ビルマから生き残った中尉は、なんと緩詰修二氏だった。彼の戦記は何度も読み返したほど面白かったが、直接諸々の話を聞けたとは、大森氏がうらまやしくてたまらない。2020/12/13

ドナルド@灯れ松明の火

19
考証要集の続編。NHKの時代考証を支えている大森さんの力作前作よりユーモア溢れる説明・解釈で楽しく読み終えた。最近のNHKドラマでの台詞等にも触れていてより実感を感じられた。できればさらに続編が出ればいいなぁ。お薦め2019/06/13

タツ フカガワ

19
5年前に出た目からウロコの時代考証本の第2弾(ちなみに「目からウロコが落ちる」は明治以降に翻訳された新約聖書からの一節で、江戸時代で使うのはNGとパート1で知った)。五十音順の目次は見るだけで楽しい。著者は長年NHKの時代考証業務に就いていた人で、クスッと笑ったりピリッと辛口もあったりの解説が面白い。ジャンケン、信楽焼のタヌキ、道場、二人三脚、白菜……江戸の時代小説(もしくは時代劇)で使ってはいけない物/言葉でした。2018/12/12

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