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内容説明
詩人・エンサイクロぺディスト春山行夫が、紅茶の世界史・日本史はもちろん、アフタヌーン・ティーの心得、ティーカップの目利きまで語りつくす、面白くてためになる紅茶のすべて。解説=磯淵猛
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akito Yoshiue
7
陶磁器の話が多すぎる。2020/01/16
BATTARIA
6
紅茶について論じると、緑茶やコーヒーを度外視できないだけに、紅茶の専門家がどこまで緑茶やコーヒーについて言及するのかは、とても難しいことが伝わってくる。ニュートラルな立場でコーヒーと茶を対比して論じる本を読みたいけど、ないものねだりなんだろうな。茶とコーヒーを対等に論じるなら、酒というものを度外視できないから。この本での最大の発見は、悪評フンプンだった日本から輸出する緑茶への着色が、日持ちさせるためらしかったのと、チップの語源がTo Insure Promptenceらしいということだった。2022/08/16
てるてる
4
単語や当時の風俗など、調べながら読んでいたのでやたらと時間がかかってしまった。しかし、日常的に紅茶を飲んでいる者として読まないわけにはいかない。一つのテーマに基づいた世界史の本を読んだ感じでもあった。スエズ運河すごいとか、東インド会社のこととか、いろいろ学ぶことができた。毎日紅茶が飲めることに感謝しなくては。2021/07/04
あや
2
中国・日本の茶(緑茶も)が欧米に渡り各国に普及した流れや、ティーバッグの歴史、茶のカップや皿にまつわること、日本の文献に見る紅茶など、さまざまなことが多岐に渡って濃密に詰め込まれている。カップや皿のくだりでは陶磁器の歴史にまで踏み込んでいる。アッサムやセイロンについてよくわかっていなかったが少し理解が深まった。2022/03/29
mametoume
2
ご実家の体験をもとに、詳細な記録があった。漱石の紅茶と烏龍茶の話が印象的だった。2020/05/11