出版社内容情報
大学駅伝3冠、箱根駅伝4連覇など、陸上競技の指導者として
数々の偉業を成し遂げてきた青山学院大学の原晋監督が
異端児と言われながらも貫き通してきたリーダシップ論を語る。
日本に限らず、いまの世界は「変数」が大きく、即座の対応力が求められる。
だからこそ、すべてを「自分ごと」として捉えるべき。
コロナウイルス禍を経た社会では働き方、考え方が大きく変わらざるを得ない。
上の人の言うことに唯々諾々と従っているような人材は生き残れない。
だからこそ、多様性を認めなければならない。
なぜ、すべて同じ方向を向いて判断する必要があるのでしょうか。
そうだとしたら、子どもに対して責任を持つ大人が考えることを
放棄していることにつながりませんか?
いま必要なのはこれまで日本人が得意としてきた
ルールを守るマインドではなく、ルールを作るマインド。
問題が生まれること、それは指導者として成長するチャンスなのです。
具体策を出して叩かれたとしても、それにへこたれない精神力が
ポスト・コロナウイルスの時代、リーダーには求められます。
これは私自身に言い聞かせていることでもあります。
打たれ強さというのは、リーダーに必要な資質です。
いま大切なのは何が正しくて、何がダメなのかを
考える組織、文化を醸成していくことではないでしょうか。
内容説明
いま、必要なのは疑いを持ち、自分たちでルールを作るマインド。
目次
1 2020年はこうして始まった
2 コロナウイルス禍での決断
3 改革発想を持つ選手を育てる
4 改革する思考で、箱根駅伝だってこんなに変わる
5 MGCは改革発想の賜物だ!
6 陸上界には宝が眠っています
7 柔軟性を養うためには
終わりにかえて―改革する思考こそが、日本を変えられる!
著者等紹介
原晋[ハラススム]
青山学院大学陸上競技部監督。同大学地球社会共生学部教授。1967年、広島県生まれ。世羅高校では全国高校駅伝準優勝。中京大学では日本インカレ5000mで3位入賞。89年に中国電力陸上競技部1期生で入部、故障に悩み5年目で競技生活を終え、同社でサラリーマンとして再スタート。その後、営業マンとして新商品を全社で最も売り上げ、「伝説の営業マン」と呼ばれる。2004年に現職に。09年に同校を33年振りの箱根駅伝出場、15年に箱根駅伝初優勝に導いた。16年の箱根駅伝では連覇と39年振りの完全優勝を達成。17年に箱根駅伝3年連続総合優勝、大学駅伝3冠。18年には大会新記録で箱根駅伝4連覇。20年には大会新記録で王座奪還を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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