内容説明
雌伏の時に終わりを告げ、神々の戦いへと再びその身を投じることになった《剣》の神リクドー。
新たな龍脈の地で契約を交わす巫女は――
「ワンコ! このペロリストめ!」
リクドーの頬を舐め回す甘えたがりな犬人間族の少女ラランという。
手強いライバル出現でミリアは内心穏やかではない!?
リンスク地方を巻き込んだ両巫女の対決に発展しかけるも、
共にリクドーに見初められし最高の巫女同士、本当の『敵』を見誤りはしなかった!
リンスクの地に迫る三柱の悪神たち。宿敵ミヒャエルがついに一大侵攻を始め、その軍団をリクドーは迎え撃つ――!!
最古の少年神が征く神による神殺しの物語、第2弾!!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
剣の神リクドーが新たに得た龍脈の地で契約を交わした巫女・犬人間族の少女ララン。領内の問題に取り組む彼らの地に宿敵ミヒャエルが侵攻を始め、三柱の悪神がリンスクに迫る第二弾。愛らしさ全開の巫女登場で煽られ、危機感を募らせてゆく素直になれないツンデレなミリアが可愛かったですが、一方でラランとの女子力対決や領内の問題解決で存在感を見せるあたりに譲れない正妻感がありましたね(苦笑)それぞれの見せ場を忘れないバトルを絡めてゆく展開には流石の安定感があって、新しい仲間も増えてさらに賑やかになっていきそうな続巻に期待。 2018/11/14
むっきゅー
17
第1巻でリンクス地方を獲得し、その巫女ラランが仲間に加わる第2巻。リンクス地方は古くから人族とコボルト族が仲が悪くいがみ合っている。その争いに巻き込まれるミリアだったが、王女の風格と見事な采配でリンクス地方を平定する。ドラゴン退治や神大戦などのバトル展開もあり、なかなか面白かった。しかし、ミリアはツンデレ過ぎるのではないだろうか。肩の力を抜けよ。2018/12/13
真白優樹
9
新たに得た龍脈の地で喋れぬ巫女と契約を交わす中、新たなる悪神達が迫る今巻。―――言葉にならぬ思いを聞き、守る為に力を示せ。 新たな巫女である可愛らしさ全開の少女、ララン。彼女に振り回されながら横たわる問題に立ち向かい、盛大に啖呵を切るミリア。そして、遥か過去から仕込んだ策を炸裂させ、戦いに立ち向かうリクドー。三者三様、何れも押しも押されぬ輝きが並び立ち、故に真っ直ぐで芯の通った熱がある。そんな面白さが更に高まる巻であり、更に拡大する戦いが興奮を誘う巻である。さて、次の敵とは。 次巻も須らく期待である。2018/11/16
じお
5
★★★☆☆ 新たに得た土地の巫女の問題を抱えたまま、ミヒャエルからの刺客が迫る、古き神リクドーはどう立ち向かうの第2巻。あとがきの事情を読むと仕方がないと思うのだが、会話が延々と続いたりと文章が全体的に散らかってる印象。飯テロ的な料理勝負やド派手な決戦、1巻に続きガッツリやることはやる、ところなど、バラエティに富んだストーリー展開で面白いだけに万全の状態で作品を執筆して欲しかったというのが本音。ヒロインレースは3人目の女が一番好みかも。2018/11/16
ジョン・ドゥ
3
説明部分が無くなりずいぶん読み易くなった…が、前回宣戦布告されたから雷の娘を寄こしたのかと思ったら即帰る。そういう所が同じ古い神なのに敵から相手にされないでクソ雑魚扱いされるんだぞ!そんな感じでセールで買ったから読んだけど余り乗り切れないなぁ…2020/11/26