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内容説明
完全包囲された最前線拠点・高天神城に、織田徳川連合軍の総攻撃が開始された! 恩師の言葉を胸に、レイリは年若き兵たちを率いて最後の脱出戦に打って出る……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
27
岡部丹波守を救いたい一心で臨んだ高天神城を巡る戦い。ひと一人、馬一頭がようやく通れる「犬戻り猿戻り」の切り立った崖で鉄砲隊を斬り伏せ、或いは討ち取っていくレイリの奮戦むなしく落城の報を聞いたその胸に去来するものは。一方、若き武田信勝の知略は更に冴え、無謀な織田軍迎撃に熱くなる父・勝頼など及びもしない高みへと到達しつつあった。「無闇に命を捨てる」のではなく「誰かの為に命を使う事」を本懐として掴んだレイリが史実のなかで果たす役割とは何か。その心境の変化に大いに紙幅をとった久々の新刊(以下コメ欄に余談)。2018/11/15
ぐうぐう
17
「わたしは『死にたがり』をやめました」レイリの告白は、戦場において多くの死を目撃したからではない。「『自分以外の誰かを死なせまい』と……その誰かの盾となり刃に身をさらした」人々の姿を目にしてのことだ。「人をいとおしむ思いとは自らをいとおしんでこそ生まれるのです」そのレイリの悟りは、彼女を強くするのか、それとも弱くするのか。2018/11/10
kanon
8
これ実際にあったことなんだよね。ヒストリエもそうだけど、物語として先を知らずに読みたいから調べるのはやめることにする。しかし先が一向に出ないというジレンマ。それにしてもエンターテイメント化した歴史というのは、何故こうも面白いのだろう。実はラブコメ要素もあるレイリ、先が気になる。2018/11/29
サケ太
7
高天神城の戦い決着。敗北と愛がレイリを変える。そして、その変化はそれぞれの人物たちの心をも変えていく。信長の化物感がやばい。そこだけ寄生獣にみえてしまう。滅びは既に始まっている。結末はいかに。2018/11/09
コリエル
5
命を使い切るような死地を抜け、命への新しいまなざしに目覚めたレイリ。しかし、身を惜しむ事を学んだのとは裏腹に、織田の軍勢が武田に攻めて寄せる。うんクライマックスではあるが、あと1冊でまとまるのだろうか…2019/05/08