内容説明
東南アジアの鉄道の全路線制覇の旅、シリーズ第二弾。最大の難関国・インドネシアのジャワ島とスマトラ島の鉄道に挑む。さらに、マレーシア、ベトナム、カンボジアの乗り残したわずかな路線、気づかなかった列車を制覇していく。先の見えない「アジア鉄道落穂拾い旅」はいつまで続くのか……。足かけ3年、列車に乗り続けた日々を綴ったアジアローカル鉄道紀行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
piro
33
タイ・ミャンマー編に続く第二弾。非鉄チャンの下川さん、無理矢理乗り潰すことにマゾヒスト的な喜びを感じていない様で、全体的にダラダラ感、悲壮感が漂います(笑)。そしてどうにもスッキリしない終わり方。多分ご本人が一番スッキリしていないはずですが…。いつもの下川さんの蘊蓄も少なめでやや退屈な一冊でした。それでもインドネシアの鉄道はなかなか面白い。日本の中古車両が沢山走っている国なので、もう少し「鉄分」を増やせば良かったかも。冷房が無い車両に家庭用エアコン(日本製!)を付け床下に室外機を積んでしまう発想は驚き。2021/11/22
おいしゃん
27
鉄道会社自体が、どの路線がいま営業しているか把握できていない、というような国の路線を、手探りで制覇を目指す気合に拍手!2020/03/18
ryuetto
8
東南アジア全鉄道制覇の旅・後編。こうしてみると、鉄道についての考え方は、国によって違うんだなあ。というのがわかる。日本のようにきちんきちんと整理された鉄道網が敷かれているわけじゃないから、あちこちあちこち行ったり来たりで、大変だったというのは、非常に伝わる。しかしまあ、地球のどこに行っても、人間って多いんだなあ。と思った。満席で乗れない列車。駅で断られる姿が、いろいろ気の毒に見えた。2018/10/04
コカブ
6
東南アジア全鉄道制覇の旅の後編。2冊で完結なんだけど、別に制覇して終わりというわけではないらしい。マレーシア・ベトナム・カンボジアは落穂拾いでさらっと触れてあっただけ。鉄道がほぼ廃れたフィリピンは対象にすらなっていない。この本の本丸はインドネシアだった。インドネシアは、都市輸送から、都市間輸送の急行、特急まで幅広い列車が運行されている。特に特急は高所得者向けの列車らしい。都市輸送は庶民のための鉄道なので、ジャカルタ側の特急のターミナルにはそばを走る都市鉄道の駅はないらしい。それはそれで極端だ。2019/05/26
雲をみるひと
6
貧乏旅行の下川氏の東南アジア鉄道乗り潰し旅行、インドネシアほか編。筆力のある作者なので読み物としての安定感があるが、東南アジアの鉄道というテーマ自体がマニアック過ぎるからか、なかなか感情移入出来るトピックや旅行の参考になる情報は少ないのが実態か。2018/09/29
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