内容説明
「なにしようぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え」
家康の六千両を盗んだ孫二郎らは、江戸で、新陰流佐野綱正に弟子入りし兵法を身につける。発展途上の江戸暮らしに飽きた孫二郎は、盗んだ金を刀や漆塗りの諸道具に替えて、異国で商いをすれば十万両になるという話を聞き、故郷の仲間と南蛮の海を目指す。
解説・薗田香融
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
10
うーん、残念。京都、江戸、中国と活躍の場は変わっていくが、今一、話としてのまとまりがない。あらゆる場で戦闘があり、戦闘から戦闘に移り、また戦闘に戻るといった描写が多すぎ、少し食傷気味になってしまう。終わりも、また新たな場を求めてシャム国を目指すところで終わってしまい、読後の余韻もなく、作者の話にしては珍しく陳腐な作品となってしまっている。2016/10/28
sagatak
5
雑賀衆、根来衆など軍事的にも重要な役割を果たしたとは聞き知っていたが、読後に実感を持って感じることができた。現代で見ればご近所だが随分と性質が違っていたようだというところも興味深い。また秀吉、家康と続く時代、日本の中で生きにくく追い込まれた者たちが数千人単位で東南アジア、特にタイへ渡っていた、その流れが分かった。山田長政などはその流れの集大成のような存在だったのだろう。主人公は創作だろうが実在したかのように生き生きしている。実際似たような人生を送った人々がいたのではないか。2024/07/06
sagatak
1
感想は上巻のほうに。2011/12/16
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