祥伝社文庫<br> ライオンの歌が聞こえる――平塚おんな探偵の事件簿2

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祥伝社文庫
ライオンの歌が聞こえる――平塚おんな探偵の事件簿2

  • 著者名:東川篤哉
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 祥伝社(2018/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396344368

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内容説明

“ライオン探偵”エルザと天然ボケの助手・美伽が挑む厄介な事件。「家出した亀の捜索中に殺された銀行員が靴下を奪われた理由とは」「老婦人を轢いた犯人はなぜ珈琲をかけて逃げた?」「元カレと永遠の愛を誓って湘南平に取り付けた南京錠を外して」「深夜のビーチで正面衝突したフィアットはどこへ消えた?」――すべては依頼人のために。気高く美しく、時々凶暴な最強タッグが湘南を駆け巡る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bayashi

23
安定の東川篤哉。難読な本読んだ後とかに選んでしまう。読みやすい文章であること って、本格ミステリには重要な要素なんやな。じゃないと考える気にならない。短編だと特にそう思うわ。2020/05/23

ハゲおやじ

17
好きな作者でのシリーズ第2作目。読後感も悪くなく ササッと読めて 御都合主義で 本格ミステリーって感じでも無い から 私には合っている。確かに私には ”安心の東川ブランド” って感じ。南京錠の話は「おっ!」と思ったけど、4章の消えたフィアットは 私からしても 少し苦しいトリックかなぁと思う。でも、4章は 1~3章の人も出てきて面白くはある。読んでる時期と4章の時期が近かった事もあり 微笑ましかった。3作目もあるので いつかまた読みたい。そうそう エルザの「・・・じゃんか。」って言い回しは馴染めなかった。2019/01/22

ふじさん

15
「小説NON」初出の四篇を纏めた、シリーズ第二作品集。個人的な感覚では前作より若干落ちる印象もあるが、今回もコミカルな語り口を隠れ蓑に悠然と伏線を仕込む作風は堂々たる物。一定以上の完成度が保証されていると分かって読める短篇集の頼もしさも、まさに著者ならではだった。一篇ベストを選ぶなら「首吊り死体と南京錠の謎」。先入観で以て真相から読者の目を逸らす強力なミスリード、一抹の寂しさを吹き飛ばす結末の爽快感が非常に良かった。多数ある著者の短篇シリーズ中でも、女性バディの関係性を筆頭に人情物の色が強い印象で面白い。2021/11/27

ぶんぶん

11
【図書館】平塚おんな探偵、第2巻! なんとか読み終わった、トリックに終始するが、ちょっと無理があるか。 フィアットなど砂細工って、ひき逃げと珈琲も無理あるし・・・この世界観で持っていると思う。 無理に推理にしないで、ちょっとした謎解きぐらいが良いと思う。 エルザと美伽の会話と謎解きがマッチしない、ちょこちょこ出て来る宮前が、単に都合の良い説明役になってないか、警察機構がこんな情報を垂れ流しするか。 小物の木刀もそうだが、探偵助手の美伽も生かし切っていない。 探偵像の確立がまず最初と思う。2019/11/15

ココノビエガク

10
東川作品は、ノリについていけない時には読みにくい。ということで長らく積んでいたもの。余計?(概ね厨二的ノリ)なところを省けば、ミステリとしてかなりよい部類に入るのでは??靴&靴下を脱いだ死体、コーヒーまみれの被害者、密室殺人、消えたフィアット。現実に可能か不可能かは、少しだけ横に置いておくとしても、正直、これだけのネタが良く思い浮かぶなと思う。理由にも納得だし、やっぱり東川作品は面白い。ノリにさえついていければ!2019/06/02

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