内容説明
初期から最晩年まで、短篇小説で辿る吉行淳之介の世界。男女の心象風景を凝縮するイメージで描く散文詩風の「藁婚式」、少年の眼を通して恋愛の生理と心理を追う「悪い夏」、父エイスケとの屈折した関係を主題とした「電話と短刀」、親友の13回忌に訪れた男女の齟齬を描く「花束」等14篇を収録。明晰な文体と実験的手法で、人間の生と性の不条理を追究した著者の珠玉の作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
12
「人形を焼く」がシュールで映像的な作品だと思った。いくつか既読の作品も。私小説めいた短編が多く、ぜんそくの表現など本当に苦しそう。艶っぽく、ユーモアがあり、哀しい。2013/04/28
PUKO
1
どの作品も独創的。凄い。。2023/03/27
satoshi0757
1
異形の男、見てはいけない大人、しつこいエロスを追究するかのような人間。短編でここまで表現できる。なんだか安心した。2021/12/17
hirayama46
1
やはり吉行淳之介の短編はいいな……。情景描写が生々しさとともにどこか幻想味もあるのが良いです。リーダビリティも高く、実は普段純文学を読まない方にもとっつきやすいのではないでしょうか。おすすめです。2014/05/17
かみのけモツレク
0
えろい2014/03/27
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