内容説明
発売即重版! 大評判につき2巻も刊行決定!! 鍛冶師の青年が淡々と誠実に異世界の人々からの信頼を紡いでいく感動ストーリー。
ナツィオーニの下から帰ったエイジは、村の開発に力を注ぎ始め、初めて迎える冬の対策を行う。
冬ごもりの食料対策や、家の補修を行う中、ナツィオーニからの褒美や、収穫祭といった実りある日々。
そんな平和な日常がエイジのもとに訪れた一人の男――青銅鍛冶職人レオによって、小さなさざなみが起こる。
レオは自信に満ちた表情で言う。
「青銅と鉄、どちらが美しさで優れているか、勝負しましょう」
勝負を挑まれたエイジは、持ち込まれた美しい鳳凰の置物を見て、圧倒的不利を感じ取る。だが、職人の誇りにかけて、出来ないと断ることも出来ないでいた。
そして、騒動はそれだけでは終わらなかった――――.
肥前 文俊(ヒゼンフミトシ): 大阪府在住。本作でデビュー。
3(サン):イラストレーター。東京都在住。
『烙印の紋章』などのライトノベルのイラストを担当。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
35
ナツィオーニの下から無事帰ることが出来たエイジは開発をしながら初めての冬や青銅器職人との勝負に挑む事になる…な話。今回は発明よりもタニアとのイチャイチャに力を注いでますね。タニアに裸エプロンさせる為にエプロン作るとか、浪漫を叶えるための熱量は相変わらずスゴイなw いいアイデアが中々浮かばなかったり、狼との争いでは死者が出てしまったりと色々ありましたが、無事冬を乗り切ったエイジたちは新たな問題を解決する事は出来るのか。次巻も楽しみです。2015/07/05
よっち
34
ナツィオーニの下から帰って村の開発に力を注ぎ始め、初めて迎える冬の対策を行っていたエイジが、訪れた青銅鍛冶職人レオに勝負を挑まれる第二弾。現代から青銅器くらいの時代にやってきたエイジも分かること分からないことがあって、創意工夫できることも、多少知っていてもどうにもならないこともある。こういう地に足ついた素朴さとか厳しさ、エイジとタニアたちの熱愛夫婦ぶりがこの作品の魅力ですね。口絵はどういう状況かと思ったら、着せてみたかったで作るその熱意に苦笑い。最後にまた難題が降りかかってきましたが、次巻にも期待です。 2015/06/30
AKF-ZERO
22
異世界へと渡った鍛冶師エイジのいちゃいちゃ物造り物語第二巻。ゴロがなんか悪いですが実際そうなんだからしょうがない。美人でスタイルが良い嫁さんと物造りにかこつけていちゃいちゃしてるんですもの(笑 エイジが村に来てから向える初めての冬という事で、冬に備えての物造りやら鍛冶師勝負やら室内で出来るゲームの考案やら。そして自然と共に暮らす事の厳しさと盛り沢山な内容ですが…ラストで爆弾が投下された模様。次巻は嫁さんであるタニアの嫉妬の嵐が吹き荒れそうな予感。楽しみですね~ハッハッハッ(笑顔2015/09/21
ナカショー
20
今回も面白かった!ナツィオーニの街から無事帰ってきたエイジが発明をしながら青銅器職人と置物対決をしたり、異世界に来てからの初めての冬を体験したり、野生の狼の対処をしたりする話。鍛冶以外にも何でも作れるエイジはホント何でも屋のイメージが強いですねw今回は発明よりもタニアさんとのイチャイチャが多かったです。タニアさんに裸エプロンをさせるために作っちゃうあたりロマンを感じます。狼が襲ってくる場面では死人がでたり色々有りましだが、それでも冬を乗り越えてよかったです。さらなる問題もでてきて、次巻も楽しみです。2015/08/07
サキイカスルメ
18
ジェロー!!帰ってきたエイジが冬に向けての準備をする2巻。面白かったです。今回は終始村の話だったので、仲良し夫婦がずっと一緒で嬉しかったですね。エイジの男のロマン(笑)が炸裂する服作りだったり、みんなで楽しむお祭りがある反面、狼が襲ってくる場面での緊迫感や身近にある死など悲しい出来事もありました。村の人達との交流も多くてよかったです。奥さんは強いというのは万国共通なのですよね。エイジの弟子ピエトロと幼なじみサラ、エイジとタニア四人の昼休みは微笑ましかったなぁ。バカップル大好きで。続きも読みたいです。2015/07/17