内容説明
あの無能で怠惰な百之喜に、なぜ真面目で前途有望な雉名や隠しワザ満載の鬼光、かわいい顔して武芸百般の犬槇と舞台の上なら千の仮面を持つ芳猿たちは協力するのだろうか? まして――超有能で超美人、引く手あまたは絶対確実の凰華が百之喜ごときの秘書に甘んじてくれているのか? 凰華との出逢いや幼なじみたちが巻き込まれた奇妙な事件を通じて、百之喜との友情が描かれた連作短篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
113
基さん☆エンブレムTさん☆レビューに一本釣りされた第3巻。百之喜は『神様の道具(ツール)』で、モリミー風に言えば『聖なる怠け者の所長』だったのね。主たるメンバーとの馴れ初め?絡めた身近な事件の短編連作集。芳猿梓の姉「見合いクラッシャー」美緒が絶妙。着物が映える古典的雛人形の美貌に加え、華道・茶道・箏・三味線・書道は師範級。料理上手で性格おとなしめながら明朗・聞き上手。絶滅危惧種《ザ・大和撫子》しかし茅田さん描く女性キャラが並みであるはずが無い!このアパルトサウルス(草食系巨大恐竜)の親友、雉名俊介の姉→2013/07/05
エンブレムT
110
主人公に対し「特大ハリセンを持った芸人を今この場に召喚し、無限往復でこの馬鹿をしばき倒してくれ」と願う友人ってwでも、そんな雉名に大共感(笑)・・・脇役5人のそれぞれの視点での短編集。1巻2巻と低いテンションで読了したのが悪い夢だったかのように、この巻は面白かったです。茅田作品は、やっぱり明確な意思をもった登場人物目線で物語を追いかける方が素直に楽しめますね~♪意思をもって悪と戦う!勧善懲悪の様式美がハマるというか。百之喜はちっとも魅力的に描かれてないのに、好感度が急上昇というマジック巻でもありました。2013/05/08
ひめありす@灯れ松明の火
93
何をどうしてか腐れ縁のもものきレンジャー美丈夫五人組(プラス鳳華さん)のそれぞれがどうしてたろちゃんをほっとけなくなったのかエピソードを時系列で纏めた短編集です。相変わらず女性陣は強くて、助けを待つヒロインと言うよりむしろ、実は自分がラスボスでした!囚われら色々改善点が見えたので乗っ取ってやりました!という感じですね。女子でも十年位前から、名字の呼び捨てが当たり前と言われて考えたけれど、私の学校は玲香ちゃんと美緒ちゃんみたいに名前にちゃんづけ、もしくあだ名呼びが普通だったのですが。時代錯誤なのでしょうか。2013/07/18
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
64
普段はとてつもなくヘタレなのに時として驚くべく能力を発揮する百之喜太朗。腐れ縁とひと言でしまえば終わりだが、優秀な彼らは何故太朗と今なお交流が続いているのか。幼い頃のエピソードと共に振り返る短編集全5話。シリーズ第3弾。今回は短編集ということでサクサク読めて面白かったです。太朗が心の底から恐れている銀子とのエピソードが一番興味深かったかな。神さまの道具。果たして彼らに使いこなせる日は来るのか?続編も楽しみです♪★★★★2013/05/19
まりもん
61
今回は太朗の友人4人&凰華の短編集。各自の視点で太朗のあの不思議なものの力の恩恵にあずかった時の話があって興味深く読了。あの銀子さんも実は助けられた経験があったとは。2012/12/01
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