内容説明
自分が黒くてでかいシェパードだとしたら、都と猛の二人はほっそりとしたシャム猫だ。これで三つ子だなんて、本当か!? とてつもなくパワフルで超マイペースな桐原家の爆笑コメディ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
33
『恋愛遺伝学講座』の副題が付いてますが、ホームコメディになるのかな?祖母と父と母、姉と兄と三つ子ちゃんという8人家族の物語。でも、大家族ハートフルコメディというわけではないの。ではどういう物語か?と聞かれたら、それはまだわからない!だって、まるっと1冊登場人物の紹介だけで終わってるから(笑)・・・面白そうな家族ってことで続きを読んでみようとは思いますが、物語がどんな方向に展開していくのか全く予想できません^ ^;2011/05/31
るぴん
19
図書館本。20年前に刊行された、ドタバタホームコメディ。イラストや設定に時代を感じる(^_^;)桐原さんちの三つ子はかなり複雑。色気があって同性にモテる男子・都。都そっくりな顔の女子・猛。他の2人には全く似ていない男子・眞巳。冒頭のBL的展開から、どういう着地をするのかと思ったけど、さすが茅田さん!見事に予想を裏切る展開だった。都が異常に同性にモテる理由は解明されるのかな?ちなみにサブタイトルの「恋愛遺伝学講座」は全く関係ないそうです(^◇^;)2013/12/19
はんみみ
12
初読み作家さん。あー、このぐらいの年頃って己の出自と言うかルーツに関心持つよね、そこにちゃんとドラマがあると雨降って地固まる、もあるんだろうなぁ。かなり軽ーく書いててくれてて良かったけど。ろくでもない因果しかなかった自分は掘らなくていい墓穴を掘っていたずらに傷をアチコチにつけたわぁ、と昔をイテテ、アワワしながら読んだ。ホームコメディって根幹に安定がないと笑えないもんなのね、発見。2017/02/28
ガラクタリズム
10
恋愛がお飾りなのはお馴染みですね(笑)にしても、桐原家の抱えていた爆弾は相当なものでした。にも関わらず、シリアスのシの字も見当たらない桐原家女傑三人衆恐るべし。2011/01/19
ひー坊
9
ホームコメディ。茅田先生だけあって面白いけど、個人的には退屈なジャンルだったなあ。2019/08/08