内容説明
「すまん！ わし最近、難しいこと描きすぎちゃってたわ！」とことん面白く、とことん軽快に。週刊『FLASH』で連載中の小林よしのりの社会時評エッセイ漫画が待望の単行本化。新キャラ・三頭身の「説法よしりん」が、独断と常識で社会を叱る！ 天皇から、選挙に不倫、映画、漫画、安倍昭恵（!?）…とテーマは縦横無尽。連載12話に加え、2作品を描き下ろし。『FLASH』掲載時に袋とじだった特別ヌード漫画1話も収録!!
目次
はじめに 口は災いの元
説法一 能あるわしは、FLASHを隠す
説法二 甘いものには巻かれろ
説法三 縁の下の女子力持ち
説法四 伝統と因習は似て非なり
説法五 井の中の昭恵、社会を知らず
説法六 後悔先に勃たず
説法七 かわいい子には映画を見せよ
説法八 新聞は一見じゃ足りず
説法九 Gペンは剣よりも強し
説法十 人の不倫見て我がふり直せ
説法十一 千里の道も一票から
説法十二 渡る世間に殺人鬼あり
おわりに 言わぬ事は聞こえぬ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空猫
32
図書館で見かけて。写真週刊誌の連載をまとめたモノ。ゴー宣よりギャグっぽくて良い。興味深かったのは､、4.伝統と因習は似て非なり…皇族に人権なし。7.かわいい子には映画を見せよ…皆映画館へい行こうよ。9.Ｇペンは剣よりも強し…漫画はストーリーでなくキャラだ!! 11.人の不倫見て我がふり直せ…恋愛中は冷静な判断が出来ない。12.渡る世間に殺人鬼あり…欧米と日本のシリアルキラーの違いと考察。相変わらず､よしりん節炸裂。この世代はアツい。2023/01/27
Y2K☮
32
軽快で笑える。と同時にたとえば説法五の破壊力。やり過ぎでも何でもない。反論があるなら証人喚問に出るか記者会見をすればいい。権力の腐敗をかくも強烈に、なおかつユーモラスに批判できる覚悟は著者ならでは。あと新聞を読む必要性を痛感。記事も切り抜こう。今更でもいい。己の堕落を察した時に改めればいいのだ。伝統と因習の違い、保守とリベラルの正しい定義、連続殺人鬼の生まれる背景、九条改憲に関する論点などが分かり易く学べる一冊。権力に阿る知識人、メディア関係者は特に必読だ。それでもダメなら、さよなら、さよなら、さよなら。2018/03/07
NBかえる同盟
8
SPA!の頃の、それも初期のゴー宣みたいで、テーマがそこそこバラけていて良い。まだまだ元気だなぁ。2018/03/26
百式改（公論サポーター東海）
6
担当編集者に著者が直接答えると言う形の啓蒙本 内容は硬軟取り混ぜた多岐に渡るもの。が。通底しているものは・・・ゴー宣と変わらんじゃないか。 読み易いので、ベストセラーになって広く読まれると良いな。2018/03/07
shige
4
首相夫人の章だけで優勝。 しかし、ギャグ漫画以上のことが現実に起きてると思うと暗い気持ちになる…2018/12/30
