君が死ぬ夏に（７）

著者名：大柴健【著】

講談社（2018/08発売）

• ISBN：9784065125991

内容説明

７月２４日、谷川さんの“Xデー”当日。ネズミーランドで迎えた「ふくめん＝北島先生」との直接対決は、すべて山野の作戦通りに進み、先生を捕獲するのに成功した。だがその直後、山野に向けられた福岡の凶刃をその身で受けたのは、こっそりとあとをつけていた谷川さんだった──。運命は変えることができないのか！？　恋と時間をめぐる青春ミステリー、ここに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hundredpink]

出会えてよかった、特別な作品。

2019/01/06

[よっち]

青春ミステリ最終巻完結編。当初はどうなることかと思いましたけど、これまで積み重ねてきた失敗を活かして危機的状況を回避しどうにか解決まで持っていけましたか…それにしても自分が死んだ未来から来た幽霊＆素人探偵コンビによる推理は危なっかしくて迷走して、ミステリとしてはツッコミどころだらけでしたけど、谷川さんを交えた三角関係ラブコメとして見るとなかなか良かったと思えてしまう不思議…こういう作品は何を期待して読むかなんですよね。

2018/08/12

[陸抗]

最終巻。取り返しのつかない失敗をして、何故か過去に戻った。ふくめんの正体を知ったあの人が、死なない未来を手に入れてから反撃開始。身勝手なクズと、それを操ろうとした人が起こした悲劇は幕を閉じた。こうだったらいいなと予想したラストで満足したけど、タイムリープに関する情報は全く出てこなかったなぁ。何だかんだで続きが気になり、一気に読んでしまった。

2021/05/14

[トラシショウ。]

｢何で･･･かな。初めてじゃない気がする｣。意外な伏兵だった福岡による谷川さん殺害に逆上する山野。防がなければならなかった危機を彼女に救われる形で防げなかった山野の悔恨か、彼女の未来の幽霊である沙希の切実な想いか、或いはその両方か。いずれにせよ再び起きた｢繰り返し｣。今度こそ守り切り真相に辿り着く。仲間達を頼りながら真犯人を追い詰めていく山野達の活躍による事件の顛末と、｢現在の谷川さん｣とその｢未来の幽霊の沙希｣の行く末まで駆け足で描ききっての結末。これはちょっと受け入れられないなぁ(以下コメ欄に余談)。

2018/08/16

[カラシニコフ]

全体的に延ばされた感が強いかな。5巻くらいでシュッとまとめたらよかったと思う。　　★★★☆☆

2018/09/08