単行本<br> 臨終の謎 医師が体験した不思議な話

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単行本
臨終の謎 医師が体験した不思議な話

  • 著者名:志賀貢【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 中央公論新社(2018/07発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120050602

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内容説明

幸せに死ぬためには「在宅」か?「病院」か? 数千の臨床現場に立ち合ってきた医師が、幸せな臨終のための方法を教えします。死が近づくと人はどうなるのか。孤独死を防ぐための最善の方法とは。本書では、なぜ日本人が死と「三途の川」を結びつけるのか、またなぜこの文明社会地獄・極楽という伝説が消えずに脈々と語り継がれているのかなど、われわれの死と生の狭間にある七不思議を考えてみることにしました。そして、これらの古い伝説が医学的にどんな意味を持って日本社会に受け入れられているのか、そのことについても分析を試みます。死を達観して安らかに天に召されるためには、60歳を過ぎても老い急いではいけません。また、死に急いでもいけません。たった一度の人生なのですから、思い切り満足のできる生き方をして天に召されるべきです。
そう心に決めて60歳から暮らしていけば、死を迎えることはけっして怖くなくなるはずです。死は、けして敗北ではありません。人生を、医療任せにしてはいけません。「亡き母が手を握ってくれた」「夫と愛用車でドライブに行った」――これまで幻覚・せん妄として治療対象であった「お迎え」現象が、死生に向き合う貴重な過程として医療現場で注目されている。死を怖れ、痛みとたたかう患者に何ができるのか、緩和ケア医として2500人を看取った医師が終末期医療のあり方、死との向き合い方を問いかける。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘミングウェイ・ペーパー

3
臨終に関するさまざまな話が纏められていた。 【メモ】患者が死を受容するキューブラー=ロスの五段階 ①否認 ②怒り ③取引(理解) ④抑うつ ⑤受容 ▼臨終の予知 ①寝たきり状態が続くと、生命に危険が及ぶ → 足の筋肉を使った血液循環がうまくいかなくなる。褥瘡の発生、免疫力が落ちて細菌感染 ②嚥下障害の進行、喀痰の異常な発生 → 誤嚥性肺炎 ▼病院の個室に入院するメリット ①他の患者さんに対して精神的なショックやストレスを与えることがない ②細菌やウイルスなどの病原体を他の患者さんに感染させない配慮ができる2020/10/01

どん

2
医師が医療、介護に携わる中で経験し感じた、臨終を前にした方々の生き方や感情、体の変化を気張らずに著されている。重苦しくなくすっきりとした読了感がある。 突然死は本人は楽だけど、家族には大変な負担になる。臨終への準備ができるよう心身の健康に気をつけたい。2018/06/26

春風ヒロ

1
そんなに「不思議な話」ではなかった。 医学博士だけど、文章に関しては素人。同じページの中でも「~と思われます。~と思われます。~と考えます」といった語句が連発されるのには閉口。縟瘡に「じゅくそう」なんてルビが振られているのもお粗末。2020/03/11

一彩

0
「人間の老化には相当な個人差・・・」あるね。2019/10/01

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