文春文庫<br> 名画の謎 ギリシャ神話篇

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文春文庫
名画の謎 ギリシャ神話篇

  • 著者名:中野京子【著】
  • 価格 ¥866(本体¥788)
  • 文藝春秋(2018/08発売)
  • 夏休みは読書三昧!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~7/21)
  • ポイント 175pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167904111

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内容説明

「この絵のメインテーマは『電撃的一目惚れ』だ。びびび、ときた瞬間が描かれている」――歓喜と絶望、嫉妬に自己愛、同性愛! 人間臭く、凶暴なエネルギーが渦巻くギリシャ神話はまさに物語の宝庫。エロスに振り回される身勝手な神々の姿を描いた名画を、深い人間解釈と魅惑の文章で読み解いた極上のエッセイ! 人気の『名画の謎』シリーズ文庫化第一弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

110
ギリシャ神話をモチーフとした絵画を解説したエッセイ集。著者が冒頭で語るように芸術鑑賞と身構えず、神々と人間の明け透けな姿を描いた画家たちによるエンタメとして楽しめた。ゼウスは欲望を満たすために色々と変身したが、ダナエの部屋には黄金の雨の姿で入り込む。それをレンブラントが描いていた。ある意味、彼らしい表現。さらにクリムト作もあり、こちらは黄金が甘美で快楽的。ブリューゲルのイカロス墜落はシュール。堕ちた姿は目立たず、周囲も見ていない。世の不条理か、これが現実か。神話を観ることで、素の人間も見えてくる気がした。2022/10/02

ハイランド

108
中世暗黒時代が終わり、芸術の花開いたルネサンス以降、画家はギリシャローマ神話に題材を採った。破廉恥な所業も、神々の仕業と思えば許せるというもの。画家の筆も伸びの~び。驚くほどヌードが多い。それもセルライトたっぷりのたぷんたぷんじゃなくて現代でも通用する美しさ。セクシーというかもはやポルノグラフィの様。謎解きの楽しみもそっちの欲求も両方満たす絵ですね。でも最も心に残った絵は、泥で描きなぐったようなゴヤの「運命の女神たち」。華やかな前半生からの波乱に満ちた運命の末に辿り着いたゴヤが描いた人生の苦みが重すぎる。2018/08/30

sin

77
デッサンに始まり、静物画、風景画等、絵画は見たまま如何に上手く描くかを求められるそういった教育を受けてきた身に、作者の本はまさに目から鱗…おかげさまで、絵画の世界がまるでハリウッド映画の作品の数々のように、生き生きと物語を紡ぎだして、ダイナミックに語りかけてくることを知りました。2018/01/02

青蓮

55
名画の絵画エッセイシリーズギリシャ神話篇。神々と人間のドラマがゴシップ風に書かれていて、笑いが止まらない部分もあり。面白くて教養になる、そんなエッセイです。何度読んでも飽きませんね。知らない名画も多々あり。美術館に行きたくなります。2018/04/15

つーこ

53
名画の『謎』というより、絵画を通してギリシャ神話を説明してくれている本でした。どれも印象的な絵なので神話もぐっと面白味と想像力が溢れてきました。さらに、以前ルーブルに行った時に一目惚れしたコローが紹介されていたのにも感動です。それにしても、女性のヌードを描くのはダメでも女神なら可って、ちょっと笑っちゃいました。昔のおじさま達が必死で考え出したルールなんでしょうね〜。でも、一つ問題なのは神々の系譜が難しすぎる!!2018/09/02

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