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内容説明
母の死に伴ってカナメがしばらく学校を休んでいるあいだに、シイナはカエデに接近し、すっかり仲良くなっていた。死を望む考えにとり憑かれながらも、３人は奇妙な三角関係に落ち着く。だが、その幸せな時間は束の間だった。最高の死に向かってただ突き進むシイナ、新しい家族から逃げ出すカナメ、自らの死ぬ意味を見出したカエデ……。後ろ向きな青春の結末は、絶望なのか救いなのか――人の狂気に迫った恋愛ホラー作品が堂々完結！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chmod
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狂。2020/12/05
空金
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カナメは結局母親の呪縛から逃れられない んーこれで終わりか、モヤモヤするなぁ2018/11/23
抄書茶飯
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気になって仕方なかったのでKindle版で発売日配信と同時に読みました。ホラーありグロありで雰囲気強めで現実味を深追いすると首を傾げる部分があるのはご愛嬌、これは主人公のカナメと一緒に悩んで透けてこない個々人の心情と生活からする思考回路と何を見えて何を考えているのかを掘り下げて苦悩するのが吉。与えれば有り触れた死、だがそのあっけなさと裏腹な死への主観の乖離を程よい緊張感と共に臨場感溢れ楽しめる一作。死んでほしくない、死んじゃ駄目だ、と綺麗事が一切通じないそんな物語。すごく濃い。2018/07/23
