内容説明
中学時代に野球部エースだった白石球人は、一度の挫折で野球を辞めてしまう。高校入学後、なげやりな日々を過ごす彼はひょんな事から体育会系探偵部「タイタン」に仮入部。連続盗難、校内新聞を模倣したイタズラ、ネットリンチ。推理力はないが、体力と気力で学内の事件に真摯に向き合う部員たち。その姿に白石も惹かれていき、一生懸命、何かに挑戦する格好良さに気づき始めるが、そんな矢先、タイタンに廃部の危機が訪れる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
56
稲毛海岸付近にあるという美浜高校や南高洲高校を舞台にした高校生の部活動の話。その部の名前は体育会系探偵部(略してタイタン)はっきり書かれてはいなかったが分類上は運動部らしい。自分は高校時代は文化部でした。(なぜか高校の部活動は「班活動」と呼ぶ高校だったので正確に言えば文化班)2019/04/08
ami*15
44
青春ミステリーとスポコン要素が融合されたユニークな作品でした。中学時代のトラウマによって高校ではスポーツから離れようと考えていた球人は『タイタン』に出会い、ほぼ強制的に仲間にされてしまう。文化系探偵部(ブンタン)とも対立しながらタイタンは数々の謎に挑むことになり、それらをきっかけに成長していく球人の姿も印象的でした。個人的には2話目(校内新聞の話)のオチとか青春小説っぽさがあって好きでした。ただタイタンの面々に暑苦しさを感じたところが読みにくくて、他の清水さんの作品に比べるとちょっと苦手な作品でしたね…。2018/08/08
よっち
32
中学最後の試合で惨敗して二度と野球はしないと誓った白石球人。高校入学後、自分の居場所を探す彼が体育会系探偵部(タイタン)の活動に巻き込まれてゆく青春ミステリ。学園内での連続盗難、校内新聞の連続模倣事件、ネットで暴露し続けるアカウントといった身の回りで立て続けに起こる事件。いかにも体育会系なタイタンの面々に振り回されながらも、宿敵・ブンタンとの勝負に挑むバカで熱い想いが感じられる展開は、こっそり陰から助けてくれる幼馴染な女の子との関係がいいアクセントになっていて、続きがあるならまた読んでみたいと思いました。2018/08/06
マッちゃま
26
推理力0%体力気力120% 熱血スポコンミステリー、帯に書かれた文字を見て「%の振り分けが逆パターンの方が好きな探偵さんやなぁ〜」とは思ったのも事実です(苦笑)まあ〜ええか、で購入した初読み作家さん。主人公の設定にツッコミたい部分も多々ありましたが、まあ〜それが今の若者なのかとオッチャンは流す事にして読み進めました。表紙や粗筋から連想するストーリー展開に概ね外れる事なくタイタンらしさも楽しめました。2018/08/17
たこやき
17
とりあえず行動! 挫折をし、部活動を決められずにいた球人が誘われたのは、体育会系探偵部のタイタン。登場人物のノリやら何やらは面白く、そのやりとり、球人の成長と言った部分は良かった。ただ……探偵部を巡るアレコレとか、各エピソードの謎解きとかの部分での外連味が薄く、ちょっと物足りないな、という部分も多かったかな、という印象。2018/10/12
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