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内容説明
「あなたの余命は、残りわずかです」。そう言われた人々の、ささやかな願い。「最後はおうちで死にたい」。だけど家族は、介護で疲れ果ててしまうかもしれない。できれば病院で死んでほしいと思うかもしれない。患者の病状より、お金のほうが心配かもしれない。そんな患者や、家で看取ると決めた家族に寄り添う「訪問看護師」が、それぞれの「理想の看取り」を探してゆく…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊子
16
まだ学生の頃、自宅で高齢の祖父母を看取った。当時は当たり前の事であったが、今はなかなか難しい。実際、母親も義父も病院で最期を迎えた。本人の気持ち、家族の思い、住居環境や介護する人の負担など、100家庭あれば、100通りの状況が存在するだろう。皆に迷惑かかるから、と入院を続けていた義父が、亡くなる前日に「家に帰りたい」と何度も訴えた。あの日の義父を今も時々思い出す。2019/07/15
きあ
11
本屋さんで偶然見かけたので一巻だけ購入してみた。在宅介護にもいろいろある。これから自分にも降りかかってくる事だから選択肢のヒトツトして考えたい。保険の事なども色々勉強になった。2巻も出てるみたいなので購入しよう。2018/12/26
かなっち
8
同じ仕事をしてるので、同業者の視点で読みました。新人看護師の無神経な一言にイラっとすることもありますが、先輩看護師の考え方とか思いに納得する部分もあって興味深かったです。家で亡くなるというのは、本人はもちろん、やっぱり家族の方が最後の濃厚な時間を過ごせたという思い、悔いのないように看取れたという気持ちに触れるのが嬉しいですね。忙しい毎日で忘れちゃう大事な『患者と家族に寄り添う』思いを、今一度思い出させてもらいました。明日からも頑張ります!!2021/12/21
瀬谷
6
家庭ごとの本人の気持ちと家族の覚悟が、新人ナース目線で語られる。看取りの理想と現実とが優しいタッチで描かれていて良かった。いつか身近な人に必要な日が訪れたら、周りに相談して選択ができればいいなと思う。2020/05/30
みゃん
6
お金の話が具体的で良かった。とても頼りになるひとたちだ2019/07/21