オーバーラップ文庫<br> 死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く I

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オーバーラップ文庫
死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く I

  • ISBN:9784865543711

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内容説明

銀の髪をなびかせ、漆黒の瞳を宿した少女は戦場を疾駆する。漆黒の剣を携え、無邪気な笑みを湛えながら数多の敵を屠る少女の名はオリビア。
幅広い知識と戦闘技術を、自らを死神と称する存在に叩き込まれた少女であった。
オリビアが15歳を迎える日、死神は忽然と姿を消す。手掛かりを求め、オリビアは王国軍の志願兵として戦火へと身を投じていくことを決意したのだった。
時は光陰歴九九八年。王国は大陸に覇を唱える帝国に対し、苦戦を余儀なくされていた。
次第に苛烈さを増す戦場で、常識知らずの無垢な少女は王国軍 “最強の駒”として、英雄の道を歩み出す――!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のれん

17
本編後にあとがきで戦記ものであると見て、私が真っ先に連想したのは戦国BAS○RAである。無双戦記ものというのがジャンルとして成り立っているのかそれ自体は甚だ疑問であるのだが、そんなもんはどうでもよろしい。  つまりはこの作品はキャラを愛せるどうかにかかっている。最強✖天然なオリビアとオットーやクラウディアのような振り回される味方。キャラ小説という意味で言えば実にラノベらしい作品。 個人的には早くゼットさんに事態の収拾を図って欲しい所なのだが、果たして。2019/06/20

真白優樹

13
死神と名乗る存在に育てられた少女が、風前の灯火の王国に仕官し、英雄となる物語。―――血の花咲き乱れる戦場に舞う、一輪の血塗れの銀の花。常識知らず世間知らず、故に無垢。異端の力で振るう剣が生むは死体の山。誰もがあっけなく死ぬ戦場で、少女が剣を振るい名立たる強者達を殲滅し屍山血河を築き上げるこの物語。無垢な少女の可愛さに悶えるか、血が舞う戦場の香りに狂うか。可憐と痛快、どちらかの面白さが好きな読者様にはお勧めしたい物語である。窮地の続く戦場、少女の次なる相手は誰になるのか。 次巻も須らく期待である。2018/07/29

T.Y.

11
WEB版既読。死神ゼットに育てられた少女オリビアは、姿を消したゼットを捜すべく王国軍に兵士として参加する。折しも世は帝国が大陸統一に乗り出していたが、彼女の活躍は劣勢の王国の状況を大きく変える。鬼神の如く強いが社会常識欠き、美味しい食べ物やお菓子と物語が好きな無邪気なオリビアは魅力的で活躍は痛快。魔法や死神はあっても普段の戦争にはあまり関与してこない戦記だが、そう言えば帝国の宰相がその面で不穏なところを見せていたが。その辺も合わせてどうなるのか、彼女の働きはどこまで歴史を動かせるのか、気になるところ。2018/07/27

ホシナーたかはし

10
面白いはずなのですが、敵味方問わず似たような名前ばかりで混乱しました。続きはいいや。2020/06/04

かっぱ

10
死神を名乗る存在に育てられた少女・オリビアが突如姿を消した死神を探すために崩れかけの王国に手を貸し王国軍の兵士となって戦いに身を投ずる軍記モノ。俺TUEEEの醸し出す鼻持ちならない感覚がオリビアという少女の抜けている可愛らしいギャップで相殺されていて、でも読後には爽快感を味わえるのはどこか新鮮だ。圧倒的な実力を誇りながらも常識を知らないがゆえに取り巻く空気感は死神に育てられたという背景を強める意味でも働いてるのかな。オリビアがただ無双するだけではなく軍記モノとしても楽しめる内容となっており続きが気になる2018/08/28

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