オーバーラップ文庫<br> 死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く III

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オーバーラップ文庫
死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く III

  • ISBN:9784865544770

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内容説明

北方戦線にて、ローゼンマリー率いる紅の騎士団を退けたオリビアたち。
一方、中央戦線を孤軍で支えていた王国第二軍は、帝国の元帥率いる天陽の騎士団の参戦により、窮地へと追い込まれていた。
戦線の崩壊を予見した王国は、常勝将軍として名を馳せたコルネリアス元帥率いる第一軍で迎え撃つ決断を下す。
さらに、オリビアも別働隊を率い、第二軍救援のため行軍を開始する!
そんな中、二国を監視し、機を窺っていた存在も遂に始動。大陸を巡る戦況はさらに混迷を深めていく。
各国の思惑が錯綜する中、戦を制するのは――?
王国軍“最強の駒”として、常識知らずの無垢な少女が戦場を駆ける、第三幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まっさん

19
★★★★ 相変わらず今回もオリビアが可愛くて最強で最凶な今作。王国軍がどれだけ危機的な状況に陥ろうとオリビアが援軍に駆け付けてどうにかしてしまう展開の連続は人によっては飽きがくるかもしれないが、個人的にはまだまだ楽しめているので問題なし。ヴァレットストーム家の謎が少し明かされたり、王国と帝国以外の国が暗躍し始めたりと色々動きを見せ始めた今巻。オリビアが剣技だけではなく魔法(魔術)でも反則級の強さを誇るなどの事実が明かされたりと最早手の付けようがないマンパワー…笑物語は折り返し地点を過ぎたということでこ→2019/08/06

真白優樹

8
王国第二軍が危機に陥り、オリビア達が第一軍と共に救援に向かう中、新たな国が戦乱へ介入する今巻。―――新たな駒は舞台に殴り込み、戦況は更なる混沌へともつれ込む。 無邪気なままに戦場で暴れ踊り、ズレたボケで笑いと混乱を巻き起こす。オリビアが諸人の希望を集め、更なる戦場で中心となっていく今巻。そんな巻は今巻は新たな国が常識など知らぬといった勢いで場をかき乱し新たな因縁を発生させる巻であり、新たな邂逅が新たな因縁と戦いを呼び込む更に血の香りが濃くなる巻である。混迷の戦場の行方とは。 次巻も早く読みたいものである。2019/04/29

ささきち

6
う~んオリビアちゃんの可愛い挿絵が無くない?足りなくない?足りないよね?とっても悲しいわ・・・お土産の釣った魚をプレゼントする所かでもこれだけじゃ物足りない!今回も帝国との戦いだがまぁいつもどおりってから前回より敵がしょぼくて見所さんはなかったかね。あの戦いで良かったのはブラッドとリーゼの2人!命をかけて部下を守ろうとする上司と最後まで一緒にいたいと願う部下とか控えめに言って最高じゃないですか?敵がアレだっただけにこの2人の話は救いだったぜ。神国メキアは魔術師じゃなくて紛い物なのね、オリビアが本気になる 2019/05/06

キリトン

4
割としっかり伏線回収して終わってくれそうだなと思わせてくれるそんな巻でした。話も進むの速いしそれでいて読者も置いていかない。素晴らしいですね。話が折り返しに入ったということで無駄な引き延ばしもなさそうだしこの面白さを維持したまま最後まで頑張って欲しいですね。副官が全員有能で可愛いとかいう奇跡。2019/05/07

T.Y.

4
帝国のアストラ砦を落とす神国メキアの将アメリア。そして王国ではついに常勝将軍コルネリアスが王を動かし、ずっと王都の守護に当てられていた第一軍が動く。最後では神国のヨハンがオリビアの力を探るべく接触してくるが、そこでオリビアのさらなる力「魔術」が披露される。最後ではかつてのヴァレッドストーム家と因縁のある連中が関わってきそうな布石で…? 主人公が圧倒的なだけでなく、味方も有能なのがいい。唯一の無能だった王も翻意した今、王国の反攻の条件は揃ったようだが…それでも各伏線がどう絡むか分からず不穏なのがポイント。2019/04/29

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