内容説明
密輸された蝶のサナギは、猛毒を持つ蝶に擬態したものだった。その出所を追う、警視庁特別取締班の女刑事・星野美咲と生物学者兼獣医の鷹木晴人は、掻い掘り作業中の池で発見された、白骨遺体との関連に気づき始め……。書き下ろしシリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
このシリーズ3作目です。4冊目も出版されたようです。ライトな感じがするのでなぜか読んでしまいます。主人公の一人の男性警視の両親がかなり登場場面が多くなっています。今回の主題は家族のつながりということでもあったのでこのような感じになっているのでしょう。母親が美人の警察の課長ということで沢口靖子さんを思い出してしまいました。2019/06/14
ナミのママ
46
シリーズ3作目。著者の作品はこのシリーズしか読んでいないのですが、架空の部署と2人の捜査官のキャラが面白く楽しみにしています。文庫、読みやすさもありがたい。夏の持ち歩きに楽しめました。今回は家族がテーマで前2作より複雑になっています。2人の捜査官の人物像も深みが増してきた感じです。ところで「かいぼり」って初めて知りました。確かに何が出てくるか、怖いモノ見たさを刺激します。2018/08/02
坂城 弥生
30
鷹木の両親のやり取りや愛情がいいな。と思った。2019/07/01
mamaboo
7
今日読んだ本2冊に偶然「デラシネ」と出てきた。どちらも帰る場所を見つけられる結末でよかった。しかし父は強烈すぎ。2018/08/28
おしょも
4
ありがちな警察物とは切り口が違うので楽しめます。鷹木ファミリーがいい味出してる。軽く読めて面白かった。2021/01/17