内容説明
女刑事・星野美咲が配属された「警視庁分室特別取締班」。相棒は、生物学者兼獣医であり、動物学的見地から推理を進める変人・鷹木晴人。ゴミ屋敷での殺人事件を調べる二人は、子供を産み続ける奇妙な女に不審を抱く。書き下ろし警察小説第1弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
96
ちょっと新しいシリーズの警察ものに手を出してみました。刑事のコンビが結構興味深い感じであがかれています。若い女性刑事はやり手だけれど仲間に裏切られたりして降格されています。嫌味なライバルが出てきたりしてこの人間関係がスパイスとなっています。事件は今の世相などとのかかわりが多いようなゴミ屋敷やいじめなどが出てきて若干やりきれなさが残る感じですが楽しめました。2019/05/24
ナミのママ
59
警視庁分室特別取締班という架空の部署設定による新シリーズ。わけありの女性刑事と異色の経歴を持つ男性上司、このあたりの設定は警察モノでは良くあるのかな、という感じでした。しかし、ゴミ屋敷の変死体からはじまった内容は嫌になるほど現実的な社会問題です。嫌な気分になり、恐ろしさも感じつつ、止められずに読み切ってしまいました。12月の次作は間違いなく買ってみます。・・・・児童手当や生活保護をもらい、借金を重ね、捕まったら刑務所でタダ飯。税金泥棒だな・・とちょっと怒っています。2017/08/29
kei302
49
一家が隠そうとしていた長男と二男の結末が哀しい。近所の人の「子どもは6人・・あれ・・5人かな」にぞっとした。「あの一家、よく外食してましたよ」には呆れた。これも一種の依存症で病気だとか。児相や公的機関の対応を待つしかないのがもどかしい。文字が小さいのと何となく上から目線の文体・テーマが重いのに軽薄な会話や切迫感のない関係者たちの描き方に馴染めずに放置してあった本。続編が出たときに2冊同時購入したまま積読。図書館休館期間中、少しずつ読み進め、ようやく読み終わる。今どき、長男=跡継ぎに違和感。2020/05/25
坂城 弥生
29
今の時事問題を反映している事件だった。死んだ真梨子さんが全部お膳立てしてくれていた事が唯一の救いかな。2019/06/21
しいらかんす
25
同僚と元恋人の裏切りにあい、冤罪事件の責任をとらされ捜一から外された刑事・星野美咲。そんな美咲が復帰することになった部署は「警視庁分室特別取締班」、通称天国に一番近い部署。たった2人きりの特別取締班。上司の鷹木晴人警視は、異色の経歴を持つ警察官。頭脳明晰のうえにクールな男前、それに加え生物学者でもあり獣医でもある(!?)かつては捜一のエース的存在でもあった美咲と、動植物が大好きな謎多き天才・晴人が現場に残された動物や植物の声をきき、事件を解決してく―。2018/02/14
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