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内容説明
人の心を操り、「思い込み」によって人を殺害する殺し屋・宇相吹正。彼の犯行は誰も証明する事はできない。人は彼を「不能犯」と呼ぶ…。翻弄され後悔の中で無残に死にゆく人々。連鎖する憎しみが明確な殺意へと変じ、今、宇相吹を追い詰める完璧な計画が始動する――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hannahhannah
6
多田刑事と宇相吹との関係が良い。諏訪部警視はまた出てくるのだろうか。途中で挟まれるいつもの短編もパターンはあるけど、起承転結がしっかりしてるし伏線も張ってるので後味悪いながらも面白い。RAMONESやPUBLIC ENEMYのシャツを着てる刑事は斬新。2018/07/26
なみキミ
6
多田の変化がどう影響するんだろうか。2018/07/09
踊れない人
4
積読本。 あーあ、関わらなければ死ぬことはないのに。しかし、宇相吹は、(=゚ω゚=)猫に好かれるよなー。2018/12/05
笠
2
3 多田と夜目姉にいっぱい食わされたことで、サイコ殺人鬼の宇相吹が悪人として開き直ったというか、一皮剥けたことでちょっと面白くなった気がする。宇相吹を逮捕するために警察が色々と面倒な作戦を立ててるけど、刑事含めてこれだけ殺してる相手なら、現実の警察はそんな面倒なことせずに堂々と別件逮捕するし、なんだかんだで起訴されると思うわ。2023/12/06
かなっち
2
心配していた多田刑事の精神状態は、宇相吹の思うようにはいかず、そこが宇相吹に好かれる理由なんだろうなぁと。そして、とうとう行動した諏訪部にどうなるのかハラハラしましたが、まさかの(宇相吹の暗示のせい?)『宇相吹専従班』解体命令が出て間一髪で安心しました。…のも束の間、宇相吹を正と呼ぶ要注意人物の南条って誰ですか!?怪し過ぎますね。加えて、宇相吹が多田刑事のために依頼もないのに仕事しちゃって、これって宇相吹が壊れてきた証拠なんでしょうか…。これは、続きが気になります!2021/01/05