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内容説明
1987年、地方都市の平凡な男子高校生だった山口は宇部と出会う。共通点はテレビアニメ。地方で暮らすアニメ好きの青年にとって、共通の話ができる友人はかけがえのないものになった。深夜に待ち合わせて『王立宇宙軍 オネアミスの翼』封切のために並んだり、放課後に「『風の谷のナウシカ』鑑賞会」をしたり……いつしかふたりはプロのアニメーターへの道を進み始める。 『機動旅団八福神』、『星屑ニーナ』に続く福島聡の長編新作は、男ふたりのアニメと友情の物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
福島聡による、21世紀版『フィルムは生きている』。とはいえ、時代は1987年となっている。この時代設定が絶妙だ。いのまたむつみ、『王立宇宙軍』、金田伊功、幻の『ルパン』……、TVアニメは冬の時代だったが、いや、だからこそ、アニメ作家達とアニメファンは熱くなっていた、あのとき。天才と凡人の高校生が、プロとしてアニメを作ろうと誓い合う。もちろん、熱さだけではプロにはなれない。「この業界はな 大多数の凡人と ほんのひと握りの天才で成り立ってるんだよ」若き二人のアニメ道が今、始まる。2018/06/21
年中古本派・文花
17
待ちに待った単行本化。1987年。ソウルオリンピックの前年が舞台。昭和で言うと、62年。アニメオタクの話である。作者の前作「ローカル・ワンダーランド」に、雛型になった作品が収録されている。今回、3話として、再録されている。そうそうにアニメスタジオに見学に行くなど、思っていた以上に展開が早い。shirobako劇場版も近いので、shirobako昭和編としての展開に期待したい。2018/06/15
GORIRA800
16
あーほんと福島聡さんの絵が好きだわー 今のアニメへの風潮がマシになった現代じゃなくてアニメへの風当たりが比較的厳しかった80年代を舞台にしているのが良いと思う 誰も応援してくれない物に夢を持ってく姿を美しいと感じてしまう 当時としてはアニメ好きは変人扱いされるんだろうけれどこーいう業界は変人じゃないと文化を発展出来なかったんだろうな2021/05/02
akihiko810/アカウント移行中
13
古本漫画。1987年、アニメ冬の時代。2人のアニメ業界志望の若者が走り出す。アニメーター(作画監督)志望の天才と、プロデューサー(監督)志望のアニメオタクの話。第一話で、それなりの人物になっていることが明かされ、2話以降は過去の青春話。 すごい面白い。アニメという目標をみつけ走り出す2人から目が離せない。自分もこんな友人ほしかったと思う2020/03/25
コリエル
9
表紙でアニメ製作の漫画なんだなと思って読み始める。しかし1話では技術的なことや知識的なことについては全く語らない。監督と作監という肩書きの二人が、食い逃げ犯を追いかけるだけの話を最初に持ってくることで 、この作品はお仕事ものよりもまずバディものなんだということが説明されている。そしてそこから30年の時間を遡り、二人が「同士」になる過程が描かれていく。この作品の気に入ったところは、アマデウスとサリエリの関係にある宇部と山口。凡人タイプの山口が、宇部への嫉妬を隠さずそれでいて共に歩こうとする爽やかさ。2018/06/15
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